埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

大好きだった野球に背を向けつつあるダメ人間 後編

昨日の続きです。

野球という競技は、チームの中でベンチ入りできる選手は限られ、その中で試合に起用される選手はさらに絞られ、スタメン起用される選手はそのまた一部になってしまうのですが、それが選手の能力以外のところで決められているケースもあるのではないかと感じ始めて以来、野球に対してやや懐疑的な見方をするようになっています。

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18年前から勤めている今の職場で、私の立場は底辺に据え置かれたままなのですが、客観的に見ればどう考えてもオカシイんです。

恐らくは社内で唯一の日経読者週刊東洋経済週刊ダイヤモンドを読んでいるのも私だけだと思います。数々のお取引先企業の方々と最も親しくしているのは私ですし、実務能力も客観的に見て誰にも負けていないと思います。

社内で唯一の公害防止管理者、社内で唯一の作業環境測定士、社内で唯一の運行管理者、社内で唯一の建設業経理士、社内で唯一の衛生工学衛生管理者ですが、全く評価されず、敬遠されっぱなし。

いつ管理職に任命されてもいいように勉強を継続してきましたが、もう退職が近づいており全て無駄になりそうです。

仮にこれが高校の野球部であったら、走攻守どれをとっても誰よりも上回っているのに、「あいつは使いたくない」という監督やコーチの理由にならない理由でベンチ入りもできず、スタンドでメガホンを振り回して「打てよ!打てよ!打て打てよ~!!」などと歌い叫ぶだけで卒業することになってしまいます。

勤め先で、経歴や能力に見合う処遇を受けることなく、職業人としてはあまりにも惨めだったダメ人間。ここから派生して野球の選手起用にも疑問を感じるようになり、少しずつ気持ちが離れて行ってしまいます。

また、昨日も触れましたが、プロ野球から少年野球に至るまでの上意下達絶対服従といったチームの空気やイジメ体質。私などは野球部に所属していたら長続きしないだろうと思います。

加えて、近年の甲子園で話題になった「カット打法」や「超スローボール」などに高野連が不快感を表していますが、野球はルールの範囲内であらゆる工夫をする競技だと思っていた私にとってはややショックでした。私自身、草野球ではよく隠し球をやりますので、それはフェアではないということになります。残念です。

また、審判員に対して絶対に抗議できないというのも観ていて歯がゆく感じる場面が幾度となくあり、その都度野球に対する思い入れがパラパラと薄皮が剥がれていくように削がれていきます。

野球に限らず、スポーツ全般に言えることですが、マスコミがスターを創りあげ、テレビの視聴率や新聞雑誌の販売促進に利用し、世間の人々が飽きてしまったら次のスターを祭り上げることの繰り返し。ラグビー五郎丸選手のようにメディアに出ない日が無いと思いきや、急速にメディアから姿を消すようなことがありますと、マスコミに嫌気が差します。

私は運動能力がやや劣るため、スポーツ選手にはいまも憧れますし、尊敬の対象でもあります。マスコミの視聴率や新聞雑誌の販売促進のために日替わりでスポーツヒーロー・ヒロインを創り出すのはやめてほしいんです。

高校野球は特に私立新興高校にとっては格好の広告塔になりますのでチームの強化を図り、短期間で甲子園出場を目指しますが、東北地方の高校なのにベンチ入りメンバーの8割が大阪出身だったり、地元出身者が一人もベンチ入りしていないチームって何だか冷めた目で見てしまうんですよね。隠し球」までやるのにこうしたことには消極姿勢をとるチグハグなダメ人間。

何だか長々と、何を訴えたいのか自分でも解らなくなってしまいましたが、少しずつ野球から気持ちが離れてしまってます。といっても一般の方に比べればまだまだ野球好きの部類には属するレベルだと思っています。