埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

かつて図書館情報大学という国立大学がありまして・・・

かつて、茨城県つくば市図書館情報大学と称する国立大学があったことを憶えている方も多いと思います。

本が好きな私は高校1年~2年頃に進学先の一つとしてこの「図書館情報大学」を考えてことがあります。将来はたくさんの書籍や資料に囲まれる図書館の仕事に就きたいとも思っていました。

この大学の歴史は、1921年開設の文部省図書館職員教習所にまで遡ることができます。4年制大学として開学したのが1979年(昭和54年)。私が高校1年だった年です。

図書館情報学部のみで募集定員は120名と国立大学の中では最も小規模の大学でした。しかも国立大学としては極めて珍しいことに地名を含まない名称でした。地名を含まない名称の国立大学は他には電気通信大学だけだと記憶しています。(国立の大学院大学では総合研究大学院大学政策研究大学院大学があります。)

↓ 図書館情報大学の募集要項が掲載されている当時の新聞

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入試難易度は国立大学の中では比較的易しい部類でしたが、全国から読書好きで真面目な高校生が集まっていたのではないかと思います。男女比は1:2から1:3くらいで女子が多数派でした。

この図書館情報大学、2004年3月31日に閉学。筑波大学図書館情報専門学群に移行します。大学として存在したのは約25年間。閉学してから14年経っていますので人々の記憶から消えつつあるかと思います。

小規模ながら図書館学と情報学の専門分野においては存在感を示していました。いまさらこんなことを考えても仕方がないのですが、現在ブルーカラーワーカーとして工場で這いずり回っている私ですが、もしも図書館情報大学に進学していたら、図書館司書などの職に就いて、文化的で知的な人生を歩んでいたかも知れません。