埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

今年は退職せず、来年秋の勤続20年の祝い金を狙います

昨年春に娘が高校を卒業し、地方公務員の事務職として働き始めまして、私と妻、長男、娘の4人全員が給与所得者になったことはこのブログで何度かお伝えしております。

10年前から、このような恵まれた状況になったら、私は今の職場を離れ、日々の重圧や精神的負担が少ない仕事を探したいと考えておりました。

昭和62年春、学卒後すぐに都市銀行に入行し、次いで第二地方銀行に勤めて常に精神的に追い詰められる日々を過ごし、今の職場に移ってからは、これまでに経験したことのない中小同族会社に特有の職場の雰囲気にはなかなか馴染めずに今日に至っております。

とにかく2人の子どもを社会人として世に送り出すまでは、どんなに辛くても今の職場で我慢して勤め続けるしかなかったのですが、家族全員が給与所得者となった現在の状況からすれば、短期間であれば私が無職になっても家計が破たんすることはありません。今の私が勤め続けているのは、子どもたちが幼少期から住み続けている私の勤め先の社宅に愛着があるからで、ここに住む権利を確保するためだけに勤めているようなものです。

昨年秋ごろから、元号が替わって平成から新しい時代に移るのを機に、非正規のアルバイトでも構わないので、精神的重圧から逃れられる仕事を探そう・・・」と考え続けていました。

ところが、来年の秋、東京オリンピックパラリンピックが終わるまで勤めますと、今の職場で勤続20年となり、社内規程により1週間のリフレッシュ休暇と祝い金10万円をいただくことができます。

数年前までは、「今の職場で20年も勤めるのは絶対無理。そんなことをしたら日々の重圧が蓄積して気が狂ってしまう。」と考えていましたが、勤続20年まであと1年9か月にまで近づいてきますと、「祝い金10万円をいただいてから辞めるか・・・」と気持ちが傾き始めました。

今の職場に勤め始めたのは平成12年の9月。中小同族会社らしく、政治や経済の動きと職場内の動きとがマッチせず、一般的な法令や商慣習を軽視し自社の独特の思想や感性や価値観が優先される場面に面食らうことが多く、入社してすぐに「うわぁ、馴染めない・・・」と感じました。逆に、世間の常識から逸脱した考えの持ち主や極端に自己中心的な考えに凝り固まった人物が入社してすぐにこの会社の雰囲気に見事にフィットしてしまう傾向があります。

こうしたことに嫌気が差し、常に辞めることばかり考えながら18年3か月経ってしまいました。とにかく2人の子どもを無事に育て上げることだけを考え、我慢に我慢を重ねて来ましたら、自分には到底不可能と思っていた勤続20年までなんとか手が届きそうなところまでたどり着いていました。

こうなったら、10万円とリフレッシュ休暇をいただいた後に、爽やかに卒業していくシナリオを描きたいと考える次第です。