埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

やはり民放AM放送局はあと9年で廃止になるのかなぁ・・・

3月25日のブログにも書かせていただきましたが、日本民間放送連盟は中波の放送をFM放送に移行するべく総務省に制度改正を求めています。この流れで恐らくは2028年には民放のAM放送は北海道などの一部地域を除いて廃止の方向になるものと思います。

私は自動車を運転しているときによく聴取しているのはNHK第二放送です。英語をはじめとするさまざまな国々の言語を学ぶ語学プログラムが中心なのですが、仮に1時間の運転中に、単語1つでも憶えることができれば儲けものですし、1時間も運転しますと、これまで知らなかった事柄の一つや二つは新たな知識として吸収できることが多いです。それに何より、NHK第二放送は他局に比ベてアナウンスに知的な落ち着きと格調の高さがあり、聴いていて心地よさを感じます。

したがってどちらかといいますと民間AM放送よりもNHKのラジオを贔屓にしているのですが、それでも民間AM放送の停波となりますと寂しさを感じてしまいます。

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3月28日の朝日新聞朝刊でも、「AM停波 2023年に実験」といった記事が掲載されていました。

↓ これです

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すでにフランスとドイツでは2015年12月31日を以てAM放送は殆ど停波してFMに完全移行していますし、英国でもAM放送はどんどん縮減しています。わが国もそうした流れに逆らえないと思います。残念ですが仕方がないですね。

もう覚悟を決め、残された9年間で民間のAM放送のベリカード(受信確認証)を収集することにします。

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逆に、仮に現在の民間AM放送が停波した際に期待できることもあります。これまで国内の放送局の強力な電波の陰に隠れて聴くことができなかった海外の中波放送が聴こえるようになるかもしれません。

そこで、世界の放送局を網羅している「WORLD RADIO TV HANDBOOK」という本で、一例として、TBSラジオ(954KHz)と同じ周波数で放送している世界の放送局を調べてみます。

↓ アフリカや中東、赤枠内が954KHz

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QAT(中東のカタール)でQBSという放送局が1500キロワットの大電力で放送をしているようです。仮にTBSラジオが停波しますとこのカタールのQBSが聴こえてくるかも知れません。

↓ 次に東アジアや太平洋地域を調べます(赤枠内が954KHz)

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TBSラジオもリストに載っていますね。ここではインドのAIR(All India Radio)という放送局が100キロワットで放送していますし、フィリピンの放送局(国名がPHL)のDZEMなどがリストアップされています。仮にTBSラジオのAM放送が停波しますと、これらの放送が海を越えて聴こえてくるかも知れません。国内民間AM放送の停波措置は寂しいですが、海外の中波放送受信のチャンスが巡ってくると前向きに考えたいと思います。

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実は私は海外の中波放送の受信実績は殆ど無く、ほぼ初心者です。海外放送受信を積極的に行っていた小学校5~6年生の頃は、英語の放送など受信しても内容が理解できません。ましてや海外中波放送でよく受信できる中国、朝鮮、ロシアなどの言語の放送は受信してその内容を理解して受信報告書を書くことはできませんでした。

辛うじて昭和51年(1976年)4月に韓国の極東放送(HLKX)の早朝の「日本語講座番組」を受信して、見よう見まねで報告書を書き上げてベリカードをいただいたことはあります。確かこの日は中学校の入学式を迎える朝だったと記憶しています。

↓ このカードです

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当時まだ12才、ベリカードが欲しくて韓国語での「受信報告書」を提出しました。今思うとよくそんなことができたものだと思います。

海外中波放送受信はやり残したことがたくさんありますので、これから学んでいかなければならない分野です。