埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

私のような者でもお取引先のお役に立っているらしいです(^^)

毎年5月から6月にかけて、懇意にしているお取引先のうちの数社の方が、4月に入社したばかりのフレッシュマンを連れて私を訪ねてこられます。学校を卒業して新入社員として張り切っている若い方々との会話は非常に楽しいので、いつも歓迎しています。

私はすでに56才になっていますので、お取引先企業の新入社員の方々とは親子ほどの年齢差がありますが、結構会話は弾み、気がつくと30分とか1時間が過ぎています。

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それにしても、いくつものお取引先企業の方が毎年新入社員を私に紹介してくださるのは何故なのか、これまで疑問に感じていました。新入社員の方々が、私の勤め先の担当になるわけでもなく、ほとんどの新入社員の方々は、お目にかかるのはこれが最初で最後になるのですが、毎年のように新入社員の方が先輩職員と共にわざわざ遠方から私を訪ねてくださるのです。

今日は、その疑問を晴らそうと、親しくしているお取引先のA氏に訊いてみました。

 

わたし「Aさん、毎年新入社員を連れてきてくれるけど、どうしてなのかな?」

A 氏「あ、迷惑だった?」

わたし「いやいや、嬉しいですよ。いつでも大歓迎、ウェルカムですよ」

A 氏「あ、ここに来ると新入社員が息を吹き返すんですよ」

わたし「息を吹き返す?」

A 氏「新入社員がお客さまの会社に出向いて挨拶や名刺交換をするんですけど

    他所のお客さまを何社か訪れると、新入社員が自信を喪失するんですよね」

わたし「うん?」

A 氏「殆どのお客さまは、オレとばかり会話をして新入社員はカヤの外。商売

    の話題ばかりで、新入社員にはチンプンカンプン。難しい専門用語を並

    べたり、いきなり値下げ交渉を切り出すのでメモもとれない」

わたし「それは気の毒だ・・・」

A 氏「おまけに、他所の会社を訪問すると、新入社員に対して、社会人は学生

    と違って厳しいぞ!とか言ってくるから、萎縮してしまうんだよね」

わたし「なるほどね・・・」

A 氏「ところが、ここに来ると新入社員が自然に会話の中心になるよう配慮し

    てくれる。新入社員とお客さまとの会話が成立し、しかも和やかで楽しい」

わたし「あぁ、仕事の話はしないからねぇ(笑)」

A 氏「毎年会話を聴いていると、新入社員に対しては大学で学んだこととか趣

    味とかで話を盛り上げておいて、徐々に政治や経済や国際情勢の話題に

    シフトしてるじゃないですか。で、どの学部を出たヤツにもそれに応じ

    た質問をしてくれるし、どんな趣味のヤツにでも会話が成り立つからス

    ゴイと思っているんですよ。歴史小説から乃木坂、アイマスまで、どん

    な話題になっても話題が尻切れにならない」

わたし「知らない分野でも、質問することはできるからねぇ」

A 氏「他所のお客さまのところで自信を失ったヤツがここでは会話の主役に躍

    り出てイキイキと会話できるし、何かと褒めてくれる。それで新入社員

    は自信を回復するんですよ」

わたし「あ、そうでしたか、でも私なんかは、仕事に対する情熱も無いし、見る

    からにヤル気なさそうですよ。新入社員に悪影響あるんじゃないかな?」

A 氏「いや、今の若いヤツは爪を隠している能ある鷹をズバリ見抜きますよ」

わたし「ははは」

A 氏「それに、いただいた名刺に取得した資格や免許がたくさん書かれてます

    よね。それに刺激を受けて、去年来たヤツは2つくらい資格を取ってま

    したよ」

わたし「おぉ、それは素晴らしい」

A 氏「本当に助かってますよ。来年も再来年も新入社員を連れてきますよ」

わたし「来年の年末にアイドルグループの嵐と共に退職する予定なので再来年は

    ここにはいないと思って下さい」

A 氏「政府は75才まで働くことを推奨してます。あと19年頑張って下さい」

わたし「いやだよ」

 

こんな会話でした。社内では多くの人々から見下されて惨めな立場なのですが、お取引先の方のお役に立っているらしいと知り、嬉しい一日でした。\(^o^)/