10日前に、「250km離れたFM東京が聴きたくて・・・」というタイトルで、当時全国に4局(東京、名古屋、大阪、福岡)しかなかった民放FMラジオ放送について書きました。
J-WAVE(81.3MHz)がお気に入りの20代のお取引先の方からは、「民間のFM放送が全国に4局しかなかった・・・って本当ですか?」と、ご質問をいただきましたので、昭和50年頃の書物の民放FM局の一覧表をご覧いただきたいと思います。
↓ これです
エフエム東京、エフエム愛知、エフエム大阪、エフエム福岡の4局しかありませんでした。この四大都市圏以外に住んでいますと、FM放送はNHKしか聴くことができませんでした。
昭和57年まで新潟県に住んでいた私もやはり民放FMの番組がどのようなものなのか知りませんでしたので、6月21日のブログで書きましたように、アンテナを自作して何とかFM東京の受信を試みたものです。
また、当時の民放FM4局のうちエフエム福岡を除く3局が受信確認証(いわゆるベリカード)を発行していましたが、3局とも洗練された都会的なデザインのカードだったことがいまでも強く印象に残っています。当時の民放中波ラジオ局の受信確認証(ベリカード)は地方色を前面に出したカードが多かったのですが、FM3局のカードは格調高く、一目惚れするような意匠でした。当時の雑誌にこの3局の受信確認証(ベリカード)の写真が掲載されています。
↓ エフエム東京
6月21日のブログに載せた、エフエム東京のカードは私が昭和53年4月に苦労して得たものでしたが、このカードはそれより3年くらい前の昭和50年頃のカードです。
空の中から”こんにちは”スタジオは新宿上空150M~~都会のカッコよさがストレートに伝わってきます。素晴らしいカードです。
↓ エフエム愛知
私は放送受信を趣味として自らベリカードを手に入れたり、或いは雑誌や書籍に掲載された世界中の放送局で発行されたベリカードを数千種類くらい目にしていますが、このエフエム愛知のベリカードこそが世界最高の意匠だと今も思っています。このデザインには本当に一目惚れです。本当に美しいカードだと思います。当時は小学校~中学校に通っている頃でしたので、このカード欲しさに名古屋まで出かけてエフエム愛知を受信してくることはできませんでしたが、今でしたら迷わず新幹線で名古屋に出かけます。
↓ エフエム大阪
このカードも美しい意匠が印象的です。あまりにも素晴らしいデザインで、初めて見た時から45年くらい経つのですが、忘れることができません。
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1970年代から90年代にかけて、FM局で放送される音楽を録音(これをエアーチェックと称していました)する人々が増え、FM Fan、週刊FM、FMレコパル、FM STATIONといったFM情報誌も花盛りでした。今のように音楽を簡単にダウンロードできる時代になるとは当時は想像もできませんでした。