埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

今日も社内勉強会テキストから「資格取得のデメリット」

昨年9月28日に、勤め先の会社で「業務に関連した免許や資格を取得しよう」と題して自らの体験談を披露する機会がありました。

昨年の盆休みから9月下旬までの約1か月は、そのテキストの執筆で非常に多端でした。テキストは37頁、400字詰め原稿用紙85枚分の文字数がありました。現在の勤め先の会社は退職間近と考え、勉強会のテキストというより卒業論文のような意気込みで執筆しました。(1年経ちましたが、まだこの会社に勤めています・・・・・)

さまざまなテーマで持論を書いていますが、第4章では「免許や資格を取得するデメリット」と題して、免許や資格を取得すると、逆に不利益を被るという考えられない事実を書いています。昨日は「その1 金銭的負担や肉体的負荷は想像以上に大きい」を紹介しました。今日は「その2 社内イジメの標的になりやすい」をお届けします。

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  •  デメリット その2 社内イジメの標的になりやすい

 私自身、所持している免許や資格の大半をペーパーライセンス化させており、免許や資格など実際には役に立たないことは十分に理解しています。それでも世間の人々が「資格なんか役に立たない」と強調するのはかなり不愉快で、ストレスやイライラの原因になっています。これから免許や資格を取得していこうとする方々はこうした世間の逆風が意外なほど強いことを覚悟していただく必要があります。

 

 前章では免許や資格を取得する「メリット」について説明させていただきましたが、「メリット」があるにもかかわらず、何らかの免許や資格を持つ人と持たない人とでは圧倒的に持たない人の方が多数派です。免許や資格を取得しながらさまざまな分野の知識を蓄え、仕事や私生活に役立てていこうと考える人は非常に少ないです。資格試験の受験云々に関係なく、日々勉強している社会人は驚くほど少ないのが実状です。

 

 「免許や資格を持っていること」ではなく「免許や資格を取得するために努力や工夫をしてきたこと」を評価して欲しいと考えるのですが、資格試験の勉強などしたことのない人にはそれがどれほど大変なことか理解できません。それどころか、有資格者に対する嫉妬や妬みから目の敵にされてしまうことさえあります。

 

 免許や資格を取得しますと、無言の圧力を相手方に与えることになります。何も語らなくても、あるいは自分自身では全く思ってもいなくても、「私は国家が認めた有資格者で、あなたは無資格者ですよね!そ・う・で・す・よ・ね!!」と相手の心の中に勝手に響き渡ります。これがお客さまやお取引先の方への牽制効果になったり、お取引先の方との交渉の際に優位な立場を築く材料にもなったり、幸いなことに相手も同等のレベルの資格の持ち主である場合には有資格者同士の仲間意識の醸成にもつながりますが、逆にその無言の圧力が、社内の人々を敵に回してしまい、敬遠されたり、孤立してしまう原因になってしまうことが往々にしてあります。一般的には知られてはいませんが日本中の有資格者がこの問題に悩まされています。

 

 特に自分より若い職員や、自分より職位が下位の職員が免許や資格を持っていたり、さまざまな知識を持っていることに極端な嫌悪感を示す人は想像以上に多いです。自分の後輩や部下が何らかの免許や資格を取得したら、それと同等あるいはそれを上回る免許や資格を取得して「どうだ、参ったか!俺だってまだまだ若い奴には負けないぞ!!」なんて頑張ってくれる上司や先輩の話題など聞いたことがありません。

 

 いくつかの免許や資格を持つようになったら、それまで以上に謙虚に控えめに振る舞うように努め、資格試験などとは無縁の勉強嫌いの人々から嫌われることのないよう細心の注意を払う必要があります。免許や資格を持つ人になることは、少数派、マイノリティーの側にあえて属することを選択していることになります。勤勉と言われている日本人とはいえ、学ぶことを避け続け、快楽に耽る人々が絶対多数派です。多数決の原理では勝ち目はありません。

 

私が親しくしているさまざまな免許や資格の持ち主の大半が苦い経験をしています。所属する会社の知的レベルが向上し、勤め先で必要な有資格者の人数を充足させ、自らの知識の上積みを目指して免許や資格をいくつか取得したことが大きく裏目に出ていると嘆いています。

 

そうした事例が散見される背景には「あいつはさまざまな知識を持っているのでたとえ雑談であっても間違ったことを言えない」「あいつは無資格者のオレたちをバカにしているんだろう」といった誤解や軋轢が社内の多数意見になってしまっているのだろうと考えられます。それだけならばまだ悲惨なことにはならないのですが、人事権を持つ管理職や経営者までもがそういった考えに及びますと、「発言力を削ぐために降格させよう」とか、周囲の人々よりも仕事を誠実にこなし結果も出しているにもかかわらず「能力が高いはずなのに結果が伴わないので評価を下げる」「勉強ばかりしていて協調性と信頼感に欠ける」といった偏った評価を下されることもあります。評価軸に欠陥がある企業、事業所は全国には驚くほどたくさんあります。

 

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「評価軸に欠陥がある企業、事業所は全国には驚くほどたくさんあります。」と締め括っていますが、勉強会に参加した聴衆の方々は、これが何を意味するのか、特にどこの企業、事業所を指すのか、十分解っていたと思います。

明日は、「資格や免許を取得するデメリット」の「その3 能力が低く士気の低い同僚職員を許せなくなる傾向が強まります」をお届けします。