標題の通りです。毎月購読している「将棋世界」の12月号を買い求めに書店に出かけましたら、「交通公社の時刻表」昭和39年(1964年)10月号の完全復刻版の鮮やかな黄色の表紙カバーが目に飛び込んできました。
面白そうなので、手にとってしばらく眺めていましたが、ズルズルとこの「時刻表完全復刻版」の面白さに引きずり込まれ、買ってしまいました\(^o^)/
↓ B6版 568頁 1500円(税別)
↓ 表紙カバーを取りますと、昭和39年10月号の表紙に・・・
昭和39年10月1日が東海道新幹線(東京-新大阪)開業日となるため、巻頭の頁は新幹線の関連の写真がたくさん(数えたら17件)掲載されており、お祝いムードに包まれています。
この「時刻表完全復刻版」、一目惚れ即買いしましたが、買ってよかったです。昭和39年10月ですと、私はまだ1才半ですので、当時のことは分からないことばかりです。しかしこの「復刻版」でその当時の鉄道の様子が大筋で把握できます。
一点だけ残念だったのは、「完全復刻」を謳いながら、当時の広告が削除されていること。「完全復刻」ではなく「準完全復刻」ではないかな・・・、と感じた次第です。まぁ、広告を掲載しますと、55年前に広告を打った企業にその広告の内容や商品についての問い合わせが入ったりして混乱をきたすことは予想できますし、広告の契約や取り決めの関係で掲載できなかったのかもしれませんので、仕方がないかな・・・、とも思います。
でも、こうした出版を企画し、世に出していただき、私もこうして手に取ることができた幸運も加味しますと、仮にこの「復刻版」を採点することができるならば、95点をつけたいと思います。
↓ 下半分が当時広告が掲載されていたスペース。広告削除は16カ所あります
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この「時刻表完全復刻版」は今も書店の店頭で販売されていますので、その内容について書いたりするのはご法度ですが、一部興味深いところを掻い摘んで紹介します。
当時の時刻表を眺めていますと、予想以上に数多くの「長距離普通列車」が運行されていることに気づきます。一例をあげますと・・・
↓ 秋田>>>上野
↓ 新潟>>>大阪
↓ 東京>>>姫路
まだまだほかにもたくさんありそうです。ほかにも新潟>>>大阪や鳥栖>>>京都、門司>>>大阪、東京>>>大阪などいくつも簡単に見つけることができます。興味のある方は是非とも書店で手に取っていただきたいと思います。みなさまの中にも私と同じように一目惚れする方が現れるかもしれません。
さらにこの「時刻表完全復刻版」をじっくり読んでみたいので、今夜は夜更かし必至です(^^)