埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

大相撲・年間最多勝は55勝の朝乃山!!

毎年のことですが、大相撲九州場所が千秋楽を迎えますと相撲だけでなく、生活全般が「あぁ、今年ももう終わりだなぁ・・・」と強く感じます。九州場所千秋楽のNHKテレビの大相撲中継が午後6時で終了した瞬間、何とも言えない寂寥感と年末年始の連休が近づく高揚感とが入り混じった不思議な気分になります。

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で、大相撲九州場所ですが、横綱白鵬が14勝1敗の成績で見事43回目の優勝を飾り、そして今年の年間最多勝は55勝の小結の朝乃山でした。朝乃山は令和最初の今年5月場所で優勝し、来日していた米国のトランプ大統領から直接アメリカ合衆国大統領杯を授与され、一躍時の人になりました。

55勝での年間最多勝は年6場所制となった1958年以降最小の勝ち数。年間最多勝力士の勝ち数が60勝未満だったことは2016年まで無かったのですが、2017年の年間最多勝力士の白鵬が56勝9敗25休と、史上初めて60勝未満での年間最多勝。続く2018年も栃ノ心が59勝で年間最多勝。そして今年が朝乃山の55勝。

今年の朝乃山や昨年の栃ノ心の年間最多勝に価値がないとか、弱い力士だとかではなく、この数年間は絶対的王者だった白鵬にやや衰えが見られ、若手力士が急に力をつけてきて群雄割拠の時期になったのだろうと思います。

参考までに、この15年間の年間最多勝力士とその成績を記します。

 

平成17年(2005年)  朝青龍  84勝6敗

平成18年(2006年)  朝青龍  67勝11敗12休

平成19年(2007年)  白鵬   74勝16敗

平成20年(2008年)  白鵬   79勝11敗

平成21年(2009年)  白鵬   86勝 4敗

平成22年(2010年)  白鵬   86勝 4敗

平成23年(2011年)  白鵬   66勝 9敗 3月場所開催中止で年5場所

平成24年(2012年)  白鵬   76勝14敗

平成25年(2013年)  白鵬   82勝 8敗

平成26年(2014年)  白鵬   81勝 9敗

平成27年(2015年)  白鵬   66勝12敗12休

平成28年(2016年)  稀勢の里 69勝21敗

平成29年(2017年)  白鵬   56勝 9敗25休

平成30年(2018年)  栃ノ心  59勝23敗 8休

平成31/令和元 (2019年)  朝乃山  55勝35敗

 

歴史は繰り返しますので、あと数年のうちに若手の中から年間70勝する力士が現れると思います。年間50勝台での最多勝はやや物足りないと感じる方も多いのかと思いますが、これは世代交代の過渡期にありがちなことです。それにしても、平成21年と22年の白鵬の年間86勝4敗という驚異的な記録。これは今後も破られることはないかと思います。

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白鵬の記録について付け加えますと、年間最多勝はあくまで毎年1月場所から11月場所までの6場所の成績で数えますが、年度にこだわらない「いいとこ取り」で連続した6場所の参考記録ですが、88勝2敗という驚異的な記録があります。

平成22年(2010年)3月場所から平成23年(2011年)1月場所までの6場所の白鵬の星取表を記します。

 

平成22年 3月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  15勝0敗

平成22年 5月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  15勝0敗

平成22年 7月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  15勝0敗

平成22年 9月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  15勝0敗

平成22年11月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  14勝1敗

平成23年 1月   〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇  14勝1敗

白鵬のこの6場所の88勝2敗は、参考記録とはいえ超絶驚異的な記録です。しかも敗れた2敗はいずれも稀勢の里から喫したものですので、白鵬はこの6場所の間は、稀勢の里以外には誰にも負けなかったことになります。

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今日は大相撲九州場所千秋楽を終えましたので、大相撲年間最多勝と関連した記録について記してみました。「年間最多勝」については、私が中学3年だった昭和53年(1978年)に横綱北の湖がこれまでの年間最多勝記録(大鵬が昭和38年に樹立した81勝9敗)を更新したときのことが非常に強く印象に残っています。その時のことを振り返って明日(11月25日・月曜日)に記事を書きたいと思います。