埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

ダメ人間が一昨日の記事についてのご質問にお答えします

連日こんなダメ人間が適当に書いているブログに目を通していただきありがとうございます。しかも、質問まで下さる方がいらっしゃいまして、もう感激です。

で、ご質問なんですが、「ご長男さんは高校3年の秋に公務員試験を受験されたのでしょうか? それとも公務員試験を受験せずに最初から公務員専門学校を志望されたのでしょうか?」と、私が書き忘れていた部分を見事に補完してくださる内容です。ありがとうございます。

恐縮ながらお答えします。

長男は高校在学中は公務員試験の受験はしていません。理由は二つあります。一つ目の理由は、何日か前のブログにも書きましたが、長男の通っていた高校はほぼ全員が4年制大学進学を志向していますので、一人だけ就職試験を受験するという異質な行動をとりますと明らかに目立ちます。「就職するんだったら何でこの高校に入ってきたんだろう・・・」などと周りから変わり者扱いをされるのではないかと考えたことです。(実際にはそんなことはなかったのですが、考えすぎでした・・・)

二つ目の理由ですが、専門学校に進学して2年目の20才になる年だけは「高卒程度の公務員試験」と「大卒程度の公務員試験」の両方を受験できるスペシャルイヤーであることが判り、「大卒程度の公務員試験」を第一志望とし、仮に大卒程度試験が不合格であっても「高卒程度の公務員試験」だけは確実に押さえて間違いなく公務員として就職するといったプランを立てることができたからです。

実際に長男は専門学校2年の春(というか初夏)、19歳で受験した国家公務員一般職(大卒程度=旧国家Ⅱ種)や財務専門官などの一次試験には合格しています。ところが周りの大学4年生や大学卒業生といった22才以上の受験生に比べるとまだまだあどけなさが残り頼りなく映るのか、二次試験の面接で不合格になってしまいます。従ってその年の秋の高卒程度の試験で捲土重来を期することになりました。

一次試験合格後、とある省庁からは内々定をいただいていたのに二次試験で不合格になり、その内々定もフイにしてしまいまして何日かは気落ちしましたが、高卒程度の試験はさすがに高校卒業後1年半も専門に勉強してきただけに国家一般職(高卒程度=旧国家Ⅲ種)や居住地の県庁や隣県の県庁、23区職員などの地方公務員や参議院職員(高卒程度)などあらゆる試験に着実に合格できました。

当初のプラン通り、大卒程度試験不合格でも高卒程度試験では間違いなく合格し、どういった形でもいいので確実に公務員就職という目標にたどり着きました。

さて、こうして長男の公務員試験の受験が計画通りに進み、公務員試験の制度や仕組み、出題傾向やその対策などが解ってきましたので、4才年下の娘には高校在学中に高卒程度(国家一般職、都庁、県庁、市役所)を受験し、全て不合格ならば公務員専門学校に進学して翌年再び「高卒程度の公務員試験」のみに的を絞ることにしました。

長男は高校在学中、現代社会や政治経済が得意だったため、大卒程度の公務員試験で出題されるマクロ経済・ミクロ経済・憲法民法行政法などの科目を1年間でマスターすることができるだろうと予想していました。それに対して娘は英語や国語、古典が得意科目ですが社会科学にはやや関心が薄いため、大卒程度の公務員試験の1次試験合格には時間がかかると判断しました。従って高卒程度の公務員試験のみで勝負する計画としました。

高卒程度の公務員試験の出題内容であれば、高校3年にならなくても十分解ける問題が多いため、高校2年になったころから公務員専門学校の無料講習会などに積極的に参加し、高校では習わない「数的推理」や「判断推理」などの問題にとにかく慣れることを目指しました。適性試験対策などは「勉強」というより「練習」といった感覚。とにかく量をこなして、公務員試験特有の問題形式に対する苦手意識を払拭することが重要です。作文対策として、日頃から環境問題や教育問題、国際関係などについて問いかけをし、自分なりの考え方の方向性を見出させ、短時間で自分の考えをアウトプットできるように支援します。現役の高校生の公務員試験の受験には家族の後押しが不可欠です。

高校3年の夏休みは、公務員専門学校の講習会(受講料8万円くらいで意外と廉価)に参加し徹底的に公務員試験対策の勉強をします。高卒程度の公務員試験については、現役高校生の受験生のほか、専門学校で1年半も猛勉強をしてきた実力者もたくさん参戦しています。高校の授業や部活動、学校行事をこなしながら、公務員試験の勉強を数か月程度やったところで専門学校で公務員試験対策にのみ特化して猛勉強をしてきた猛者に太刀打ちできるのかどうか不安に感じていました。

娘の公務員試験受験については明日に続きます。