埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

ダメ人間流 子どもの知能を少しだけ引き上げる言葉遊び

ゴールデンウィーク2日目、国家に奉職する長男も、地方自治体に奉職する娘も今日と明日は休みです。家族4人が揃って連休になるのは、娘が勤め始めたこの4月1日以降では初めてのことになります。

4月4日のこのブログの『自らは「捨て石」になり子どもの将来に賭けたダメ人間』では、二人の兄妹を公務員として社会に送り出すために、10年にわたって家庭教育を施してきたことと、その具体策を記しました。

学力を伸ばす子育てならば、旧帝大早慶など難関大学にお子さまを送り込んだご家庭の教育には敵いません。

ダメ人間の家庭の場合は「大学に進学しないでほしい」という世間一般の家庭とは真逆の教育方針です。学力トップになる必要はありません。浅くてもいいので幅広い知識を身に着け、素直で明るくまっすぐに成長し、法令順守意識が高い人に育てることを目標にしていました。

ただ、「最優秀の天才児=旧帝大早慶レベル」は目指さないものの、「二番手の学力層=MARCHレベル」くらいは確保し続ける必要はあります。最低限そのレベルを維持しなければ、高卒公務員試験といえども上位合格は困難です。上位合格しなければ、合格はしたものの採用には至らないという事態になる場合があります。

子どもたちには「学ぶことが楽しい」と感じてもらえるよう、私なりに学習法を工夫しました。やはり親も参加するゲーム感覚で学べる環境が最適かと思います。

4月4日のブログでも、畳の大きさの黒板を使って家庭内塾を開設して、私、ダメ人間が少し勉強の手助けをしたと記しました。ただ、それだけでは子どもたちは「学ぶ楽しさ」は感じられません。そこでさまざまな工夫を施しましたが、そのうちの二つを紹介します。

 

1.「小」「中」「高」「大」ゲーム

これは、小学校~中学校~高校~大学のそれぞれの頭文字ですが、この4つの下に「ある漢字」を付けて4つとも実在する姓(名字)になるよう、考えさせるゲームです。例えば、「ある漢字」が「山」ならば・・・

「小山」「中山」「高山」「大山」となり、これは4つともよくある姓(名字)ですので、「山」は正解とします。次に「川」はどうでしょうか・・・

「小川」「中川」「高川」「大川」となりますが、「高川」さんは聞いたことがありませんので、「高川」姓の著名人を2人探します。2人見つけることができなかった場合は、「川」は不正解となります。

子どもたちはこのゲームを面白がって、漢和辞典などを必死にめくりながら該当しそうな漢字を探します。「田」「島」「林」「森」「原」「沢」「野」「津」「塚」「村」「倉」「畑」「崎」「宮」など次々と見つけます。このゲームがきっかけで、子どもたちは漢字や漢和辞典に慣れ親しむことができました。

 

2.「対になる仲間」ゲーム

例えば「うどん」と「そば」、「囲碁」と「将棋」のように「対になっている仲間」の言葉を探します。「短歌」と「俳句」、「神社」と「仏閣」、「餃子」と「焼売」、「ハム」と「ソーセージ」、「切手収集」と「コイン収集」、「株」と「為替」、「血液型占い」と「星座占い」、「柔道」と「剣道」、「手形」と「小切手」、「競馬」と「競輪」、「Twitter」と「Facebook」、「大気汚染」と「水質汚濁」、「アイドルマスター」と「ラブライブ」、「北極ツアー」と「南極ツアー」、「北海道旅行」と「沖縄旅行」、「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」などなど、子どもたちは世の中のさまざまな分野からこうした関係性の言葉を探してきます。中には怪しいものもありますが、面白がって何か月も探していたようで、気づいたら幅広い知識が身についていたそうです。

このような遊びながらゲーム感覚で少しだけ知能を引き上げ、同時に学ぶことの楽しさを感じさせました。子どもが「勉強嫌い」にならないように導いてやるには多少の仕掛けが必要です。