埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

新聞の「銀行の株価欄」をいつまでも受け入れられないダメ人間

今日の記事タイトルは、何のことか判らない方が大半だと思います。

すでにブログでも何度か書いておりますが、私は学校を卒業した昭和62年の春から約12年間にわたって銀行に勤めていたことがあります。最初は都市銀行、次は第二地方銀行です。すでに「都市銀行」は死語になっていると思います。若い方々には「都市銀行」など何のことか解らないと思います。

さて、新聞各紙には毎日の株価が掲載されております。業種ごとに分けられていまして、「水産・鉱業」「建設」「食品」「繊維・紙」・・・の順に掲載されていて、15番目に「銀行」があります。

↓↓↓数日前の株価欄の「銀行」です。

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上から順に、「島根銀行」「じもとHD」「めぶきHD」「東京きらぼし」「九州FG」と並んでいますが、私はこれに違和感を覚えるんですよね。

別に島根銀行や、じもとHDが嫌いとかそういうことではなく、私が子どもの頃、あるいは銀行に勤めてしばらくは、株価欄の銀行の並び順はこんな感じでした。

↓↓↓昭和58年2月の新聞の株価欄。当時は「金融保険」というカテゴリー

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上から順に、「興銀」「長銀」「日債銀」の長期信用銀行、次に本邦初の商業銀行である国立第一銀行の流れをくむ「第一勧銀」、明治期に北海道開拓を目的とした国策銀行だった「拓銀」、戦後わが国唯一の外国為替専門銀行だった「東銀」、その後は財閥系銀行が続き、次いで都市銀行各行、地場名門とされる地方銀行が続きます。

この序列、各銀行の並び方は私個人的には実に美しいと思っています。銀行に勤めていた当時は、株価欄で早い順に掲載されていることや、その歴史的背景に誇りを感じていたものでした。・・・でもさっさと退職してしまいましたが・・・(><)

では、現在の株価欄の「銀行」カテゴリーがこのような順番になっている理由を簡単に説明します。

全ての上場企業には「銘柄コード」という4ケタの番号が付されますが、千の位で業種を分けています。例えば1000番台は「水産・農林・建設・鉱業」、2000番台は「食料品・サービス業」、3000番台は「繊維・小売・パルプ・紙」と続き、銀行は8000番台に属しています。8000番台は「卸売・小売・その他金融・銀行・証券商品先物・保険・不動産」に割り当てられていまして、銀行は8300~8500番台でした。

原則として上場が早い順、つまり有力な銀行から順に早い番号が割り当てられていましたので、名門銀行、老舗の銀行が早い番号になりやすいのは当然です。「美しい序列」はこうしてできたのです。

ところが近年、新たに上場する銀行が増えてきますと番号が枯渇し、銀行が本来割り当てられていた8300~8500番台の番号がなくなり、仕方なく空いている7100番台と7300番台を新たに銀行に割り当てました。社歴が短い銀行や地方の小規模銀行、銀行合併で新たに発足した持ち株会社が新たに上場しますと7100番台や7300番台が与えられます。

古くからある銀行は8300番台、新しい銀行は7100番台か7300番台。株価欄の並び方はあくまでこの「銘柄コード」順ですので、現在の無秩序な並び方になってしまいます。

かつての「興銀」「長銀」「日債銀」「一勧」「拓銀」「東銀」「三井」「三菱」「富士」「住友」・・・の序列に慣れ親しんだ上に、「序列の美しさ」さえも感じていた私は、今の並び方に違和感を覚え、受け入れられないんです。こんなところにも時代の流れに乗りきれないダメな面が露わになります。頭の固いダメ人間なんです。笑ってやってください。