埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

自分には営業職はできないな・・・と改めて感じました

ブログのタイトル「埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・」の通り、私は埼玉県に居住し、中小企業に勤めております。勤め先は工場で、原材料や資材の調達を担当して12年半経ちました。

日頃、このブログを通じて職場の不満を綴っていますが、ふとした瞬間に、今の自分が置かれた立場が非常に恵まれていることを素直に感じることがあります。

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調達を担当する私を訪ねて、連日多くの営業マンの方々が来られますが、今日は複写機の営業マンの方とフォークリフトの営業の方が飛び込みで来られました。

複写機にしてもフォークリフトにしても、飛び込み営業ですぐに契約に結び付く可能性など0%です。すでにどこの事業所でも複写機は導入済でしょうし、フォークリフトも導入している事業所では長年付き合いのあるフォークリフト販売会社があり、月例点検などで頻繁に出入りしているはずです。新規参入に至るには想像を絶する営業活動を繰り広げなければなりません。

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調達担当である私の立場としては、新たな複写機メーカーやフォークリフト販売会社からも見積りを取り、現在利用している複写機フォークリフトとの比較検討を行わなければならないのは十分解っています。しかしながら、工場の庶務的雑用を幅広く担当して連日青息吐息状態の私には、そのような丁寧な仕事をする余裕はありません。目の前の作業を間違いなく捌くことしか考えておりません。

日本中の事業所で調達や購買を担当している人々は、私のように雑用との兼業で余裕がないんじゃないかと思います。ですから複写機フォークリフトなどのように何か月も、場合によっては何年も先に導入を検討することになるかもしれないようなものには構っていられない、関わりたくないという心理がどうしても働いてしまいます。

すると、飛び込み営業マンの方の仰ることなど耳に入ってきません。「月末の準備で忙しいこの時期に飛び込み営業は迷惑だな」などと身勝手な意識が優先してしまいます。

こんな状況で飛び込み営業をする方は本当に大変だなぁ、と思います。恐らくはどこの事業所でも門前払いとか、話を聞いてくれても当たり障りのない世間話でお茶を濁して終わることが殆どではないかと察します。

私には絶対務まらない仕事だと思います。

かつて、30年くらい前のことですが、私も銀行の営業を担当していまして、新規顧客の発掘に躍起になっていた時期がありました。ただ、銀行の場合はあくまで「預金」をしていただくことが基本です。それに対し、今日お越しいただいた複写機フォークリフトの営業マンの方々は「購入(あるいはリース契約)」をしていただくことが基本です。営業の大変さは比べるまでもなく複写機フォークリフトの方が預金集めなんかより100倍、いや1000倍ツライと思います。私なんかに務まらないと思います。

常に事務所にいて調達や購買などをしているだけでも日ごろ不満を漏らしていましたが、今日お会いした複写機フォークリフトの営業マンの方々に比べれば私の方が100万倍も楽なんです。そこだけは忘れてはいけないと感じた次第です。