埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

8月末の事務処理を終え、気分よく迎える金曜日の夜・・・

まさに表題の通りです。月初の5日間は前月購入した物品に対する請求書類の確認や、前月売り上げた物件の最終的な原価計算の実績を算定したり、在庫品の棚卸を行いますので、かなり多端になりますが本日ほぼ終了しまして気分よく金曜日の夜を迎えております。

今の勤め先は80名ほどの職員が働いていますが、その大半が自動車で通勤していますので、社内には業務終了後に酒を飲みに出かける文化がありません。ですので、毎日夕方5時半頃に帰宅することができますし、金曜日といえども普段と同じで夕方5時台で帰れます。「飲みに行こう!」などと誘ったり誘われたりすることはありません。

今の勤め先については、いくつか不満に感じる面もありますが、業務終了後に酒を飲む習慣が無いことは最大の利点であり、今の勤め先で18年も長続きできているのはこれが最大の理由ではないかと思っています。

もちろん、忘新年会や送別会、納涼会が年に数回程度はありますが、事前に日時が知らされていることと、頻度も少ないことから、それらについては成るべく出席するようにしています。

実は、私は勤め先の人々と酒を飲むのが大嫌いなんです。

20代~30代半ばまで勤めていた銀行という職場は、とにかく連日飲みに出かける最悪の環境でした。しかも深夜11時とか0時頃まで仕事をして、その後に嫌いな人々と夜の繁華街に繰り出すのが習慣になっていたんです。

早朝から深夜まで15時間くらい働いて疲れ切った身体を引きずりながら嫌いな人々と酒を飲み、朝4時台に帰宅することになるのですが、無駄な出費を重ね、健康を損ね、もう最悪です。これが一週間に3回~4回ありますと、本当に心身共に衰弱しきってしまいます。

しかも私たちのような若い職員(当時)は、支店長や副支店長などの前に座らされて延々と説教を喰らい、怒鳴られたり、場合によっては殴られたりしますが、他の銀行に勤めていた友人らも同様の目に遭っていたようですので、程度の差はあれど、金融界はこんな状態のところが結構あったのではなかったかと思います。

ある時、深夜の飲み屋で私を含めた若手職員数名が支店長、副支店長の前で正座させられて質問攻めに遭ったことがありました。副支店長と私(ダメ人間)の対話形式で紹介します。

副支店長「おい、お前、銀行の仕事をどう思っているんだ?」

ダメ人間「はい、地域経済の発展やお客様のニーズに応えることを最優先に・・・」

副支店長「ああああ、うるさい、黙れ!馬鹿野郎!」

ダメ人間「え?はい、すみません・・・」

副支店長「本部からの指示された目標があるだろ!それをどう考えてるんだよ」

ダメ人間「本部から与えられた目標数値は預金量でもローン件数でも給振口座でも年金受取口座でも現実離れしており、頑張って達成できるような数値ではないように感じます。ですのでどの支店でも最初からどのような離れ業や禁じ手を使って目標数値をクリアしたかのように見せるかを考えているように思います。例えとしてはおかしいかもしれませんが、仮に陸上競技で100メートル走で9秒未満のタイムで優勝せよ!と本部から指示があったとします、それは人類で誰も達成したことが無く不可能と、本部に対して反論しなければならないのですが、どういったドーピングをすればバレないかとか、自分の走るコースに追い風を吹かせる方法とかこっそりシューズにバネを仕込んでおくとか、本気で検討してしまうような恐ろしささえも感じることがあります。」

副支店長「なんだと・・・。本部は絶対なんだ。何がなんでも目標をクリアするんだ」

ダメ人間「必死に頑張れば手が届く実現可能な目標数値を与えたほうが健全だと思いますが、金融界では古くからこうしたやり方だったのでしょうか?」

副支店長「うるさい!天にツバする馬鹿者!!」

この瞬間、私に向けて灰皿を投げつけてきました。こんなことが何度かありまして、それ以来、職場の人々と飲みに出かけるのは本当にイヤなんです。思い出したくもないですよ・・・。その点、今の職場には満足しております。