埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

社内勉強会のテキストの作成作業進んでます

9月28日(金曜日)午後に社内勉強会で「業務に関連した免許や資格を取得しよう」と題して約2時間講義をするのですが、その資料作成を進めています。

第3章「免許や資格を取得するメリット」では、5つのメリットを紹介していますが、そのうちの2つを掲載します。

 

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◎メリット その3 取引先やお客さまとの交渉や折衝の際に優位に立てます

 

 これが一番のメリットだと私自身は感じています。資材調達担当の立場で交渉や折衝の場に臨みますと、特に上場企業や大企業の担当者が規模の小さい企業に属している我々を見下してくる場合があります。こうした相手方のナメた態度を一蹴するにはさまざまな有資格者であることを利用して「個人対個人ではあなたには負けませんよ」と態度で示してやります。価格交渉の場で相手方の言い分が納得できない、あるいは気に入らない場合には「仰ることが解らないです」と伝えます。この「解らない」という一言は有資格者が放つ場合と、無資格者が放つ場合では相手方が受ける印象が180度変わります。例えば有資格者の場合・・・

 

相手業者「こういった理由から値上げを認めていただかなくてはいけないんです!」

有資格者「うーん、その理由や根拠がわからないんだが・・・」

相手業者(この人が解らないとは、説明の仕方がまずかったのかな?それとも内容に矛      盾や間違いがあってそれを見抜いたのかな?ちょっと怖いな・・・)

 

無資格者の場合は・・・

 

相手業者「こういった理由から値上げを認めていただかなくてはいけないんです!」

無資格者「うーん、その理由や根拠はわからないですね・・・」

相手業者 (なに聞いてんだよ、こいつバカじゃね)

 

これくらいの違いがあります。

 

 免許や資格には「ハロー効果」をもたらす作用があります。「ハロー効果」とは社会心理学の現象で、ある対象を評価する際に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のことです。例えば外見がよい人が信頼できると感じてしまうことや、難しい試験に合格して免許や資格を取得した人や名門大学出身の人は何をしても優れている、と思ってしまうことです。その効果を利用しているわけです。 

 

 ◎メリット その4 家族、特に子どもに良い影響を及ぼします

 

 私の体験談になりますが、さまざまな免許や資格の試験を受けるには当然勉強をしなければなりません。私が衛生管理者や甲種危険物、毒物劇物、運行管理者、公害防止管理者、作業環境測定士などの試験勉強をしていたころ(十数年前から約8年間)に、たまたま2人の子どもの成長期が重なったのですが、休日の私は常に受験勉強ばかりしていまして子どもたちを行楽地に連れて行ってあげることは殆どありませんでした。

 

 当時小学生だった子どもたちは仕方なく私の真似をして勉強をしたり読書をしたりして過ごすのですが、いつの間にか休日(特に日曜の午後)は家族みんなで勉強することが習慣化されました。しかも受験後しばらくして合格通知を受け取って喜ぶ私の姿を見て「勉強を頑張るとあとで必ずいいことがある」と無意識のうちに刷り込まれたようで、中学、高校に進んでも勉強することに強い抵抗を示したことはありませんでした。また受験日までの日数から逆算して計画的・効率的に勉強する方法や、ゴロ合せで記憶する方法を自然に覚えたのも私の勉強法が自然に伝わったからではないかと思っています。

 

2人の子どもは驚くような優秀な成績をあげていたわけではありませんでしたが、試験対応能力だけは身に着けていたようで、長男は国家公務員の、娘は地方公務員の採用試験にそれぞれ合格できました。2人とも無事採用され毎日いきいきと働いています。子育て世代の方に是非実践していただきたいのですが、親が試験勉強をする姿を見せることが、「放っておいても自然に勉強をする習慣を身につけた子どもにする教育法」になると考えます。

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これから細かい修正を加えますが、おおよそこのような内容です。あまり類を見ない切り口で戸惑う方が多いかと思います。

メリットを5つ紹介したあと、第4章では「免許や資格を取得するデメリット」の記述に移ります。