埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

北辰テスト受験者に配布される小冊子「前進」の廃刊から3年・・・

今日の話題はほぼ「埼玉県限定」です。埼玉県以外の都道府県にお住まいの方には解らないと思います。どうぞスルーしてください・・・。

「北辰テスト」とは埼玉県内の中学生の9割が受験する高校入試の模擬試験。埼玉県の高校入試は他の都道府県にはない独自のローカルルールがあり、中学3年になりますとほぼ毎月行われる「北辰テスト」を受験し、その結果を私立高校の学校説明会や進路相談会などに持参し、「合格の確約」を得ることになります。

「合格の確約」を得ますと、入試当日にとんでもない大失敗をしない限りほぼ99%合格になります。「合格の確約」を得た私立高校の入試当日の試験は形式的な儀式のようになっているのが実情。これは埼玉県民なら誰もが知っていることです。

それだけに中学3年生にとっては「北辰テスト」という模擬試験は私立高校の合否に直接関係のある「半ば入試のような」試験になっています。また公立高校を目指す受験生にとっても、私立高校の「合格の確約」を一つ以上手に入れておけば、万が一公立高校に合格できなくても、入学できる私立高校は確保されていますので、安心して公立高校受験にチャレンジできます。

模擬試験とはいえ、「北辰テスト」の果たす役割や影響力は非常に大きいといえます。

その北辰テストを受験しますと、受験会場では「前進」という32~40ページくらいの小冊子を配布していました。その内容は入試情報や高校情報、学習アドバイス、そして前月の「北辰テスト」の成績優秀者のリストなど多岐にわたっており、私は長男や娘が中学生だったころ(平成20年から平成26年まで)は、「北辰テスト」の受験から帰宅した長男や娘から「前進」を受取り熟読していました。中学生よりも夢中になって「前進」を読んで楽しんでいた保護者は意外と多いのではないかと思います。

この小冊子「前進」ですが、成績優秀者リスト(3教科および5教科の偏差値70以上)には当然注目していますが、教科ごとの解法の説明や面接を受ける際の注意点など解りやすく掲載されていましたし、高校に進学した先輩からのメッセージも楽しく読めました。本当に優れた小冊子だったと思います。

ところがこの小冊子「前進」は3年前、平成27年第3号を以て廃刊となってしまいました。平成27年ですので娘もすでに高校に進学した後の話なので直接には関係ない話なのですが、これは本当に残念な出来事です。

↓ 平成22年度の「前進」Vol.1からVol.8まで

f:id:jh0iam:20181108233137j:plain

↓ 平成20年~21年の「前進」 表紙のタイトルが年度により異なります

f:id:jh0iam:20181108233248j:plain

ウチでも「前進」の成績優秀者リストに名前が掲載されて大喜びしたり、逆にあと1点足りなくて名前が掲載されなくて残念な思いをしたりといった思い出があります。平成27年夏以降、中学生の方々は「前進」に名前を掲載されることを目標に頑張ることができなくなりました。

個人情報保護だとかさまざまな理由や背景があるのかもしれませんが、従来から指名掲載を希望しない方は申し出れば掲載されないことになっていましたので、改めて個人情報云々を理由にするのはオカシイと思っています。

3年前までは中学生にとっては成績優秀者として自分の名前が活字となって、5万部以上も発行される印刷物にその名を掲載される栄誉が大いに励みになっていたと思うんです。ウチはそうでした。だからこうして「前進」を今も大切な思い出の品として保存しています。(毎回成績優秀者になっていたわけではありません。掲載されていない号もあります)

高校に進学した先輩が自分の通う高校の楽しさや良さを紹介するページも読んでいて本当に楽しかったです。

↓ 高校に進学した先輩の高校紹介記事

f:id:jh0iam:20181108234617p:plain

f:id:jh0iam:20181108234636j:plain

これ以外にも役立つ情報が満載の「前進」。なぜ廃刊にしてしまったのか。今の中学生は楽しくて役に立つこの情報誌「前進」を知らないのですから気の毒です。今の中学生たちは何を励みに「北辰テスト」を受ければいいんだろう??と不思議に思います。北辰図書さんの業務合理化やリストラの一環として「前進」を切り捨ててしまったのか、私には事情は判りかねますが、「前進」の廃刊からすでに3年が経過した今でも「前進」の廃刊を本当に本当に本当に残念に思っています。