埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

55才で一度は定年を迎えたものの、急遽撤回されて戸惑ってます

昨年5月に55才になり、定年を迎えましたが4月1日から就業規則が変わり、定年が60才になるのだそうです。

私を含めて、現在55才から59才までの職員は一度は定年扱いとなっていましたが、それが撤回され、60才の定年を迎えるまでは昇給もする普通の条件の社員に逆戻りとなりました。

今年の5月に56才になる私は、昨年に引き続き減俸を言い渡されるだろうと予想し、減俸を理由に「この年俸では働けません・・・」と伝えようと考えていましたが、なんだか拍子抜けです。

昨年5月に定年を迎えた際は、今の勤め先では37才から18年間にわたって自分なりによく頑張ってきたと思いましたし、就業規則上の定年にたどり着き、なんだか燃え尽きてしまったようにも感じました。

減俸の条件も受け入れ、その後は「後半ロスタイム」「延長10回のオモテ」のような気分でして、なんとなく退職のタイミングを計りながら10か月が経過したところですが、ここで60才定年制が導入されることになり、私はまた「定年に達していない普通の職員」に戻ったわけです。

一度「勤め上げた」「やり切った」と気持ちの上で区切りをつけてしてしまいますと、現在もそうなんですが、気持ちの上では元には戻れないんです。

毎年元日か新年2日目あたりの夜に放送されている、とんねるずの「リアル野球BAN」のように、一度は勝敗が決して試合終了になってから、敗れたチームが勝ったチームに土下座をしたり賄賂を手渡したりして1イニング延長してもらって試合を続行するのと心情的には似ています・・・(^^)

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3年前に長男が国家公務員の事務職員になり、昨年4月からは娘も地方公務員の事務職員として働き始め、以前のように「何が何でも自分が頑張って家族を養う」必要がなくなりました。養うどころか逆に長男や娘から小遣いをもらって喜んでいます。

現在の職場での私の立場や役割は、傍目には資材や原料などの調達、購買のように見えますが、実際には夥しい数のお取引先の方々と、社内の各部署との間の連絡調整や仲介が主たる業務になっています。

ただ、こうした業務は周囲の人々からは理解されにくく、評価の対象にはなりません。それでいて、精神的に摩耗しそうな案件が多く、報われていないことを痛感することがしばしばあります。朝から夕方5時までフル回転してますので、夕方5時の終業時刻になりますと、倒れそうになります。

親しい方々からは「持っている資格や免許を活用して、人材不足で必要なのはずの公害防止管理者や衛生管理者が不在で困っている会社に移れれば、今の会社のように粗末な扱いを受けないんだろうけど・・・とアドバイスを受けています。

さすがにそこまで恵まれた条件での再就職はできないでしょうが、現在の職場から離れてみるのは一案かもしれません。今の職場は18年経過しても馴染めないばかりか、嫌いな人物が増殖してきて年々居心地が悪くなっています。消化器系の疾患がいつまでも快方に向かわないのはそのあたりに原因があるのかも知れません。