かつて、国鉄や民営化後のJRで、オレンジカードと称する磁気式プリペイドカードが発売されていました。オレンジカードは昭和60年(1985年)3月25日に関東圏の主要駅で発売開始された後、全国で発売されましたが、28年後の平成25年(2013年)3月31日に発売終了となりました。
発売終了になったのは、オレンジカードに代わる便利なカードが発売されたためです。JR東日本の首都圏主要駅では平成3年(1991年)3月1日にイオカードが発売され、その10年後の平成13年(2001年)11月18日にはSuicaが発売されました、イオカードやSuicaは自動改札機で改札処理ができますが、オレンジカードは単なるプリペイドカードですので、一旦券売機でキップなどを購入しなければなりません。イオカードやSuicaに比べて利便性が低いオレンジカードは徐々に使われなくなりました。
今日紹介します「オレンジカードの本 VOL。1」は、この大型連休で帰省した際に実家の書棚で発見したもので、首都圏でオレンジカードが発売されて約1年半の間に東京地区で作成・販売されたもの193点を掲載した書籍です。
タテ25cm×ヨコ25cm。表紙と裏表紙は厚紙でできており、子どもが読む絵本のような装丁。50ページにわたって美しいカラー刷りで、オレンジカード発売初期のカードが掲載されています。その一部を紹介します。
↓ 表紙。左側が日焼けで白くなっています
↓ シュプール白馬や新型211系電車が高崎線デビューした記念カード
↓ 京葉線開業記念と東北・上越新幹線上野駅開業1周年記念カード
↓ 西大井駅開業記念カード
↓ 快速鴨川ビーチ号運転記念カード
↓ EF57やL特急ひたち号
↓ 蒲田電車区61周年記念カード
↓ 特急おき
↓ あ、発行日が昭和61年10月14日。こだわりますね。。。
↓ 裏表紙。2割ほど日焼けしています
この書籍は昭和61年秋に購入したもので、私が大学4年の秋に発売された書籍です。ヤフオクだと現在1000円前後で手に入りそうです。
実家にはまだまだ数十年前の書籍や雑誌がたくさんあり、帰省の都度何冊かを持ち帰ってきます。こうした書籍や雑誌のページをめくるとその当時のことを思いだしてしまいます。
さて、明日1日我慢すれば土曜日を迎えられます。気力を振り絞って頑張ってきます。