4月28日に旧江戸川に浮かぶ、東京23区唯一の自然島である妙見島(みょうけんじま)を視察して、1か月半が経ちましたので、こぼれ話を披露します。
妙見島への上陸は、島の南端部にある浦安橋中央部にある進入路か階段を利用します。その浦安橋についてお話しします。
↓ 赤く囲まれた部分が浦安橋です
↓ 浦安橋の上には千葉県と東京都の境を示す標示があります
↓ 浦安橋の銘板、製作は櫻田機械工業株式会社とあります
櫻田機械工業株式会社は、かつて千葉県千葉市中央区に本社を置いていた橋梁メーカーで東証一部に上場していたこともあります。1991年3月に杜撰な橋梁工事が原因で15名もの犠牲者が出た広島新交通システム橋桁落下事故をきっかけに業績が悪化。2012年11月に自己破産申請をし破産手続き開始。昨年10月には破産手続き結了決定を受け、清算手続きへ移行したのですが、債務超過であるとして今年5月22日(つい3週間前ですね)に東京地方裁判所から2回目の破産手続開始決定を受けてしまいます。2度も破産手続開始決定を受けるのは極めて稀なケースです。
1920年4月に設立された会社ですので、本来であれば来年の春には設立100周年を迎える筈だったんですね・・・。
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↓ 浦安橋は2007年3月には塗り直し工事が行われています
下塗り2回、中塗り1回、上塗り1回と丁寧な施工。中塗りと上塗りは高価なふっ素樹脂塗料を使っています。予想以上に良質な塗料を使用していることが判りました。
塗装を請け負った佐藤興業株式会社さん、こちらは東京都住宅供給公社や東京都交通局、竹中工務店などからの安定した受注があり、業績は好調なようです。
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浦安橋について調べていましたら、「東京の橋」というサイトを見つけました。東京都内にある3900件の橋梁を写真付きで詳しく紹介しています。素晴らしいサイトですので是非一度ご覧いただきたいと思います。