子どものころから友だちが少なかった私は、外出を好まず部屋に閉じこもって本ばかり読んでいました。小学校に入った直後(1970年ごろ)に買ってもらった「学研カラー百科」は、子どもでも理解しやすい平易な言葉で詳しい説明が書かれており、しかもイラストやカラー写真がたくさん掲載されていることから、小学校低学年の私でも、幅広くさまざまな分野についてその概要を知ることができました。
そこから派生的に、小学校3年から古銭収集、小学校5年から海外放送受信に興味を持ち今日に至っています。
その「学研カラー百科」なんですが、第4巻「世界の地理・世界の歴史」の308頁から311頁にかけて、世界の中の日本というコーナーがあり、約30年後に迎える21世紀の日本の姿を予測していました。
↓ 右の頁の上部には日本が1位になった「経済成長率」「労働生産性」の棒グラフも
↓ 1人当たりGNP(後にGDP)は42年間世界第2位を維持し、2010年に3位に後退
↓ 情報産業の発達や人口1億2000万人はほぼ的中していますね
↓ 高齢社会や大都市圏への人口集中も予測していました
「ともかく、21世紀は日本の時代である。」との力強い記述に、子どもながらに心躍らせていたことを思い出します。この頁は何度も繰り返し読んでいた記憶があります。
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21世紀に入って20年が経とうとしています。日本は数十年前に比べてそれほど大きな変化は無いように感じます。極端な変化を好まない私にはこの程度の発展や成長で十分です。