標題の通りです。東京メトロ銀座線の電車と一般道とが交差するといった、全国でも他に例が無い地下鉄の踏切が、東京都台東区東上野4丁目にあります。今日はその踏切に行ってきました。
↓ 東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅、JR上野駅から徒歩10分程度です
地下鉄の踏切といっても、ここは私たちが乗車した電車が運行している路線とは違い、東京メトロ銀座線の車両が所属する上野検車区にある踏切です。検車区とは車両の検査や修繕等の役割を担う施設です。
東京メトロには、中野や小石川などいくつかの検車区がありますが、踏切があるのはここ上野検車区だけです。また、東京メトロ東西線の南砂町~西船橋区間のように地下鉄と称した地上区間もありますが、踏切はありません。
↓ 全国唯一の地下鉄の踏切から見える検車区の様子。1000系電車が見えます
↓ レール削正車か電気検測車でしょうか? 詳しい方でしたら判るんでしょうが・・
この踏切は、電車が通過する際に車道を遮断するのは当たり前なんですが、車道が遮断されていない間は、軌道(鉄道側)に人が入ってこないように鉄柵で遮断されています。
↓ 検車区側の鉄柵に「東京メトロ」「あぶない」「高圧通電中 危険」の標示あり
↓ 渋谷方面(検車区の反対側)にも「銀座線踏切」「あぶない」「高圧通電中 危険」
東京メトロ銀座線は第三軌条方式で車両に電気を供給しており、走行用レールとは別の給電用レールが敷設されています。当然そこには高圧の電気が流れており、感電事故などを防ぐためにこのような安全対策を施しているのだと思います。
↓ これが給電用の第三のレール。ここを車両の集電靴が擦って集電します
↓ あ、いいタイミングで踏切が「カンー、カンー」と作動し始めました\(^o^)/
↓ おぉ、東京メトロ銀座線1000系車両が一般道に姿を現した!!
↓ 全国でもここだけでしか見られない、地下鉄と一般道の交差
↓ 渋谷方面に行ってしまいました・・・
地元の方には見慣れた風景でしょうが、私は初めて見ましたので結構嬉しかったです。私は30分程度滞在しましたが、その間にも2人ほどこの踏切の撮影をしに来た方がいましたので、鉄道ファンにはかなり知られた存在なのだと思います。