一昨日の日曜日に、東京都大田区にある大田スタジアムに開会式だけ観に行きました「全国官公庁野球大会」は、月曜日に1回戦が行われ、その結果が今朝の報知新聞4面に掲載されていました。
↓ 結果を掲載しているのは、大会を後援しているスポーツ報知だけかもしれません
以前はもう一つの後援紙の読売新聞にも掲載されていましたが、現在では掲載されなくなっています。この大会を後援している読売新聞社でさえも結果を掲載していませんので、他紙に掲載はされていないのではないかと思われます。
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1回戦全32試合のうち、31試合の結果が掲載されています。あきるの市営球場の第4試合、秋田市役所(秋田県)×熊野市役所(三重県)だけが掲載されていません、試合が夜遅くにまで及び、記事の〆切時刻に間に合わなかったか、どちらかのチームが業務の関係で棄権をしなければならなかったかのいずれかではないかと思います。ただ、後者の場合でしたら、「不戦勝」として掲載されると思いますので、記事の〆切までに試合が終わらなかったと考えるのが妥当でしょうか。
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一昨日の記事にも書きましたが、硬貨や紙幣の蒐集を趣味とする私は、この大会では毎年「造幣局」や「国立印刷局」を応援しています。1回戦の結果は・・・
国立印刷局小田原工場(神奈川県) 7-0 唐津市役所(佐賀県)
国立印刷局彦根工場(滋賀県) 12-1 札幌市役所(北海道第1)
国立印刷局東京工場(東京第2) 11-0 直方市役所(福岡第3)
と、4試合全て圧勝です\(^o^)/
国立印刷局小田原工場は昨年準優勝。4年前にも準優勝している強豪チーム。昨年は決勝戦で日本原子力研究開発機構原子力科学研究所(茨城)に1-0サヨナラ負けを喫し、優勝を譲っています。
国立印刷局彦根工場も5年前にベスト4。造幣局も8年前にベスト4に進出した実績があります。今年はこの4チームの中から優勝チームが出ることを望んでいます。
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甲子園球場だけを使用する高校野球の全国大会と違い、官公庁野球大会は大田スタジアムを拠点にしながらも東京都内と埼玉県の9球場を同時使用しますので、一気に日程を消化できます。全体の奉仕者である公務員の方々が、野球の大会で勝ち進んで半月も業務から離れることはできないと思います(^^) 全日程の63試合を4日間でスピード消化してしまいます。
全国官公庁野球連盟のスローガンの中に、「能率」~公僕精神に徹しスポーツ通じ公務の民主的且つ能率的運営に資する という項目がありますが、まさにその通りだと思います。
さて月曜日に行われ、スポーツ報知に結果が掲載された1回戦31試合の結果を見ますと、本来はロースコアになるはずの軟式野球にあって、2桁得点試合や大差をつけた一方的な試合が目立ちます。どのチームも地方予選を勝ち上がってこの中央大会に出場していますが、強いチームは半端なく強く、実力格差がかなりあるなぁ、という印象を受けます。また、地方から上京し、すぐに開会式を迎え、休む間もなく移動し翌日朝から試合という強行スケジュールで実力を発揮できなかったチームもあったのではないかと思います。
開会式だけでなく、試合も観戦したいのですが、すべての試合が平日に行われますので、私はこれまで30年以上官公庁野球大会の結果を気にしていますが、試合を観戦したことは実は無いんです。
この「官公庁野球大会」を主催する「全国官公庁野球連盟」にはホームページが無く、なかなか情報が得ることは難しいです。この大会の位置づけも野球ファンに公開する競技というより、あくまで全国の公務員相互の親睦やスポーツを通じて公務能率の向上維持を図ることを目的にしているのだろうと察しています。私が風変りの野球ファンでプロ野球から少年少女の野球試合まで観戦して楽しんでいる中で、特に興味深いジャンルとしてこの「官公庁野球大会」に勝手に注目しているだけですので、情報公開不足などと批判するつもりは毛頭ありません。
一言で官公庁、公務員といいましても実にさまざまな職種がありまして、この大会でも、市民の暮らしと安全を守る消防組合と原子力の研究機関が戦ったり、区役所と国立大学法人が戦ったり、出場するチームは、都庁、市役所、消防、自衛隊、造幣局、国立印刷局、研究機関など個性的で非常に興味深いものがあります。毎年、対戦組合せ表を見る瞬間に、今年はどんな対戦があるのだろうか、とワクワクします。
明日も続編を書きたいと思いますが、今日(火曜日)は東京は雨模様でしたので、試合が行われたのかどうかも判っていません。それでも私が「官公庁野球大会」に興味を持ち続ける訳などを書きたいと思います。