埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

プロ野球日本シリーズ、以前と雰囲気がやや異なるかな

プロ野球日本シリーズが今夜から始まりました。今年の対戦カードはセ・リーグ優勝の巨人×パ・リーグ2位のソフトバンク。第1戦は7-2でソフトバンクが快勝でした。

私は昭和40年代後半、巨人が9連覇を記録している途中のV6あたりからテレビ観戦しているはずなんですが、記憶が残っていません。辛うじて昭和48年(1973年)巨人9連覇の年に南海と戦った日本シリーズは記憶がはっきりしています。

この昭和48年から数えますと、日本シリーズのテレビ観戦は47年目になるのですが、毎年日本シリーズ開幕の日はワクワクしてしまいます。

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ただ、プロ野球日本シリーズも以前に比べますと随分変わったなぁ・・・、と感じます。

何でもかんでも、古い時代がよかった、昔はよかったと申し上げるつもりは無いのですが、現在の日本シリーズは、古くからの野球ファンにはやや違和感があるのではないかと思っています。

 

◎違和感その1  ナイター開催

かつて日本シリーズはデーゲーム開催でした。日本シリーズを初めてナイターで開催したのは平成6年(1994年)の巨人×西武のシリーズで、平日はナイター、土曜日や日曜日はデーゲームでした。翌年、平成7年(1995年)のヤクルト×オリックスのシリーズからは全ての試合をナイターで行うようになり現在に至っています。

私のような中高年ファンにとっては、日本シリーズは澄んだ秋空の下でのゲームの記憶がいまでも残っていますので、ナイター開催は何となく「違う・・・」と思ってしまいます。

デーゲームからナイターに移行した理由は、ドーム球場が増え、10月中旬であっても寒くはないことと、平日の昼はテレビ視聴率が低迷してしまうためそれを改善するための方法としてナイターに移行したのではないかと思われます。

 

◎違和感その2  セ・パ両リーグの優勝チーム以外が出場していることがある

平成18年(2006年)までは、日本シリーズに出場するのはセ・パ両リーグのペナントレース優勝チームで、単純に日本シリーズで4勝したチームが「日本一」となったのですが、平成19年(2007年)以降はクライマックスシリーズを勝ち抜いたチームが日本シリーズに出場するようになりました。こうなりますとペナントレース2位や3位のチームが日本シリーズで4勝しますと、「日本一」と呼んでよいのかどうかよく判らなくなります。(すでに過去に3例あります。)

クライマックスシリーズ導入後13年間に、セ・パ両リーグの優勝チーム以外の日本シリーズ出場は、セ・リーグ3回、パ・リーグも3回あります。

クライマックスシリーズ導入の初年にセ・リーグ2位の中日が日本シリーズを制し、史上初めてリーグ優勝チーム以外が日本シリーズを制することになりました。

私は今でも違和感を憶えますが、こうなったらクライマックスシリーズ制度を逆手にとって、ペナントレースで勝率5割未満で借金を抱えた3位チームが奇跡的に勝ち進んで日本シリーズを制してしまう珍記録を期待しましょう。

 

◎違和感その3  冠スポンサー

今年の日本シリーズ、正式な名称は「SMBC日本シリーズ2019」です。SMBCグループ=三井住友銀行などのグループ企業群がスポンサーになって下さり、日本シリーズを支援してくださっています。プロ野球に理解ある企業であり親しみを感じます。

2011年にゲームソフト会社コナミが初めて日本シリーズの冠スポンサーとなり、2014年まで「KONAMI日本シリーズ」となり、2015年以降は「SMBC日本シリーズ」となっています。スポンサーになってプロ野球を支えてくださるのは本当にありがたいと思いますが、以前には無かったものだけに、やや違和感を覚えます。でもSMBCさんには本当に感謝しているんです・・・。

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冠スポンサーは日本シリーズだけでなく、オールスターゲーム交流戦クライマックスシリーズ、さらにはオープン戦にまでつくようになりました。こうしプロ野球の冠スポンサーについては明日の投稿記事に譲ります。