毎年4月中旬になりますと、サンデー毎日や週刊朝日といった週刊誌で、「どの高校からどの大学に何人合格者を出したか」を示すデータがまとめられて特集記事になります。
私は教育関係の仕事に就いているわけでないのですが、個人的な興味や関心で毎年購入しています。週刊誌ですので400円前後しかしませんが、これだけのデータが掲載されていて400円前後は安すぎると思います。
↓ サンデー毎日のこの特集記事のタイトル
↓ タテ軸に高校、ヨコ軸に大学がズラリ。毎年楽しみにしているデータです
で、今日と明日は、このデータの中から、卒業生が10人未満の極めて小規模の高校を6校見つけましたので、その6校に注目してみたいと思います。
「1学年の人数が10人未満の高校はなぜそのような少人数なんだろう?」「どうやって運営するのだろう?」「ホームページなどあるのだろうか?」「あまりに少人数で暗いムードや悲壮感が漂っていないだろうか?」など、あれこれ考えてしまいます。
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昨年度卒業生数が10人未満の高校6校は・・・
磐城緑蔭中学校・高等学校(福島県・私立)
青丘学院つくば中学校・高等学校(茨城県・私立)
東京都立神津高等学校
長崎県立奈留高等学校
鹿児島育英館中学校・高等学校(鹿児島県・私立)
です。公立の3校は全て離島でした。
今日は北海道奥尻高等学校、磐城緑蔭中学校・高等学校、青丘学院つくば中学校・高等学校の3校を取り上げ、明日は東京都立神津高等学校、長崎県立奈留高等学校、鹿児島育英館中学校・高等学校を取り上げます。
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北海道南西部の日本海上に浮かぶ島、奥尻島にある高校。過疎化が進む奥尻島の地域おこしの拠点となっている。IT教育、英会話に力を入れており、スキューバダイビング授業も行っています。そのため島外からの新入生が2017年に5名も入学したとのことです。
↓ 北海道奥尻高等学校のホームページ
↓ 進路状況。最下段の卒業生数は確かに9人
卒業生数は9人。小樽商科大学や弘前大学といった国立の名門大学に進学した2名をはじめ、私大、短大、専門学校、就職先のいずれも堅実で名の通ったところが多い印象です。
↓ 次は、磐城緑蔭中学校・高等学校。卒業生数9名
現役東大生と東大医学部出身の精神科医・和田秀樹氏が中高一貫教育の6年間を指導監修し、難関大学合格を目指す。
↓ 磐城緑蔭中学校・高等学校のホームページ
↓ 昨年度合格実績。卒業生9人でこの実績は結構スゴイ。
↓ 次は、青丘学院つくば中学校・高等学校 昨年度卒業生7名
開校6年目。国際人の育成を基本コンセプトとし、日本語・韓国語・英語のトリリンガル教育を実施している。全寮制。
↓ 同校のホームページ
↓ 筑波大の医学部医学科をはじめ、名門大学や有力大学に合格者多数
今日紹介した3校は卒業生数は少ないものの、進学実績は目を見張るものがあります。
明日は・・・
東京都立神津高等学校
長崎県立奈留高等学校
鹿児島育英館中学校・高等学校(鹿児島県・私立)
の3校を紹介します。