埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

高校野球、来春から「1週間で500球」の制限か・・・

今日の朝刊は、高野連が昨日の理事会で1人の投手の投球数を1週間で500球までに制限することとしたと伝えていました。併せて申告敬遠も導入するのだとか・・・。

これについては賛否両論あり、どちらの考えを支持するのかをここでは明言しづらいのですが、今回の「球数制限」と「申告敬遠」、それに昨年春から導入されたタイブレークによって、高校野球はこれまでとは大きく変わってしまったように感じてしまいます。

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球数制限については、例えばこの数日間で380球投げてきた投手が先発し、9回1アウトまで1人の走者も出さない完全試合のピッチングなのですが、26人目の打者との対戦で120球目(この週500球目)を投じて凡打に抑えても、27人目の最後の打者との対戦はできず球数制限のルールで降板しなければならないことになり、選手の健康を考えての500球ルールが高校野球史上に残る悲劇を生むことになるのではないかと思うんです。私がこの投手の立場だったらマウンドから降りず、「パーフェクトゲームのチャンスはもう二度とないと思います! お願いです投げさせてください!!」と懇願するでしょうね。

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野球のボールを投げることが球児の身体を蝕む、あるいは消耗させるのでそれを制限する。これは間違った考えではありません。

であれば、球児の健康を守り、試合中の怪我等の危険を少しでも回避することはどんどん導入すべきですよね。

まず、投手が打者に投じる際の球速を時速130km以内に制限してはいかがでしょうか。死球を受けた打者が大怪我をしないよう「球速制限」を設けるのです。時速131kmを超える投球はストライクゾーンに入っても、打者が空振りしても判定はボールとします。

次に、走者と野手とが交錯する際に非常に危険なので、スパイクの着用を禁止し、スニーカーでプレーすることを推奨します。これでプレー中の怪我が大幅に減るでしょう。

また、メンタルヘルスにも目を向けなければなりません。球児の心に突き刺さる相手チームのベンチやスタンドから繰り出されるヤジを一切禁止し、沈黙の中で試合を進めます。ヤジを飛ばしたことが認められた場合、相手チームに1点を与えてはいかがかと思います。

さらに、憧れの甲子園に出場が決まっても、ベンチ入りのメンバーに選ばれず、涙をのむ選手がいることも問題です。そうした悔しい思いをする選手を出さないために、ベンチ入りメンバーの人数を無制限とします。

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球数1週間で500球という制限に加え、球児の心身両面でのダメージを軽減する方策を考えてみました。これでより安全で心安らぐな高校野球になりますので、高野連のみなさまには是非ご検討をいただきたいと思います。