埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

野球の「延長戦の最長記録」はどの試合なんだろう・・・

私の知人や友人、お取引先の方には野球に造詣の深い方が多く、また、私の長男も野球やサッカーの知識量は膨大で、よく「野球談議」を繰り広げています。で、ときどき話題になるのは、これから紹介する実際にあった野球の延長試合の3試合のうち、真の「延長戦の最長記録」はどの試合だろうということなんです。

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それでは「延長戦の最長記録」候補の3試合を紹介します。

 

1.プロ野球公式戦 大洋×名古屋 昭和17年5月24日(後楽園球場)=延長28回

                      計

名古屋 011000002 000000000 000000000 0  4

大 洋 000002200 000000000 000000000 0  4  延長28回日没引分

 

プロ野球における「延長戦の最長記録」です。試合時間3時間47分。名古屋の西沢投手、大洋の野口投手、共に28回を完投しています。野球の記録はプロ野球硬式野球における記録に限るとし、アマチュア野球や軟式野球の記録は参考記録とみている方はこの試合を強く推しています。

 

 

2.第38回天皇賜杯全日本軟式野球大会決勝

    ライト工業(東京都代表)×田中病院(宮崎県代表)

    昭和58年9月20日(茨城県営堀原運動公園野球場)=延長45回

                                計

ライト 000000000 000000000 000000000 000000010 000000001  2

田中病 000000000 000000000 000000000 000000010 000000000  1

  

午前8時50分試合開始、試合終了は17時15分。延長25回を終えた時点で6分間の休憩を挟んでいるため、その時間を差し引くと、試合時間は8時間19分で、1日で行われた野球の試合では最長記録。田中病院の池内投手は522球を投げて完投しました。延長35回に両軍ともに1点を取りあっている点も注目です。私はこの年大学1年だったのですが、翌朝のスポーツニッポン紙でこの試合の詳報を読んでビックリしたことを憶えております。また、このスポニチ紙を保存しておけばよかったと悔やんでいます。若い頃に受けた衝撃が強く、私個人的にはこの試合を「延長戦の最長記録」と考えています。

 

 

3.第59回全国高等学校軟式野球選手権大会準決勝

  中京(岐阜県)×崇徳(広島県)  於 兵庫県明石トーカロ球場

  平成26年8月28日~31日(サスペンデッドゲーム制の4日間)=延長50回

 

●8月28日          計

中 京 000000000 000000    0  延長15回

崇 徳 000000000 000000    0  試合時間2時間52分

 

●8月29日          計

中 京 000000000 000000    0  延長16~30回

崇 徳 000000000 000000    0  試合時間3時間24分

 

●8月30日          計

中 京 000000000 000000    0  延長31~45回

崇 徳 000000000 000000    0  試合時間3時間02分

 

●8月31日          計

中 京 00003            3  延長46~50回

崇 徳 00000            0  試合時間1時間00分

 

野球の試合で延長50回にまで到達した唯一の試合。勝敗が決着するまでに50イニング戦ったことを最重要視する方はこの試合を「延長戦の最長記録」と捉えます。中京の松井投手も崇徳の石岡投手も共に50イニング完投し、中京の松井投手の投球数は709球。崇徳の石岡投手の投級数は689球でした。

 

以上の3試合のうち、みなさまが真の「延長戦の最長記録」と考えるのはどの試合でしょうか?