私事で恐縮なんですが、私が学校を卒業して勤め人になったのは昭和62年4月です。約1年9か月と僅かな期間ですが「昭和の時代のサラリーマン」をやっています。そして、「昭和~平成~令和」の3つの時代に跨って勤め人を続けてきたことを、少しだけ誇らしく思っています。
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まぁ、「昭和~平成~令和」の3つの時代に跨って勤め人を続けている方は全国には何百万人もいるでしょうから、特に珍しいこともありません。しかし、「昭和~平成~令和」と3つの時代に跨ってスポーツ選手を続けることは極めて難しいと思います。私は2人しか知りません。
1人はサッカーの三浦知良選手です。昭和42年2月生まれの三浦選手は、昭和57年12月に静岡学園高校を中退し単身ブラジルに渡ります。約3年の下積み生活を経て1986年(昭和61)2月にサントスFCとプロ契約を結びます。現在も横浜FCの現役選手。令和元年にもすでに出場している上に、横浜FCは来期のJ1復帰を決めており、令和2年に53才となる三浦選手の13年ぶりのJ1出場が確実視されています。
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そして、もう1人は大相撲の力士、華吹大作(はなかぜだいさく)さんです。
↓ 華吹大作さんのWikipedia
華吹(はなかぜ)さん(立浪部屋)は昭和45年5月生まれで現在49才。昭和61年3月場所初土俵ですので、約3年間も昭和時代の土俵に上がっています。
平成15年11月場所に自己最高位の東三段目18枚目。
ここまでの通算成績は 652勝735敗13休
この通算成績を時代別にしますと・・・
昭和時代 43勝 52敗 10休
平成時代 597勝667敗 3休
令和時代 12勝 16敗
となります。先場所は西序の口5枚目で4勝3敗と勝ち越しており、令和2年1月場所は序二段に上がります。
来年(令和2年)7月場所の土俵に上がりますと、昭和以降では唯一の50才の力士となります。50才代の力士は、明治40年1月場所に51才9か月で引退した鬼ケ谷才治(おにがたにさいじ・最高位小結・安政2年生・昭和6年没)以来ではないかと思います。
来年7月、華吹さんには50才現役を果たし、全国の中高年世代に夢や希望を与える存在になっていただきたいと思っております。