今年8月31日に「ハムフェア」会場で衝撃発表された、オールバンド・オールモード移動運用機IC-705のプレ視聴会が今日、東京・秋葉原で開催されると聴き、行ってまいりました。
↓ 今年8月31日のブログ記事。IC-705に衝撃を受けました
↓ ICOM社のホームページにあった「IC-705プレ視聴会」案内
この「IC-705プレ視聴会」は11月下旬には公表されていたようですが、私が「プレ視聴会」に気づいたのは昨日です。3日前に購入した無線雑誌「CQ ham radio」に掲載されていた記事で知りました。ギリギリ前日に気づいてよかったです。
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今朝10時半に東京・秋葉原にあるCIVI研修センターに到着。日曜日のこの時刻はほぼ毎週「NHK杯将棋トーナメント」をテレビ観戦しているのですが、今日だけは将棋を録画してこの無線機のプレ視聴会に参加しました。それだけこの新製品に対する期待度は高いです。
↓ 会場1階のインフォメーション。一般の方には何のことか分らないでしょうねぇ
↓ 受付でパンフレットをいただきます。左はオモテ、右はウラです
↓ 大勢の熱心なアマチュア無線家が来場。あっという間に満席に
昨日は大阪で「プレ視聴会」を開催したところ、250名ものアマチュア無線家が来場されたとのことでしたが、今日の東京会場も同じくらいの数の入場者があったのではないかと思います。
11時30分からのセミナー「IC-705の魅力」まで時間がありますので、展示されているIC-705を実際に触れてみます。
↓ これです。移動運用機とは思えないハイスペックな仕様
↓ 左側から撮影
↓ 右側から撮影
タテ8cm×ヨコ20cm×奥行9cmくらいでしょうか。重さ約1kg。
↓ 会場には無線家にはよく知られている、FMぱるるんさんも来られていました
午後、FMぱるるんさんの番組の公開録音が行われたようです。またCQ出版さん、HAM worldさん、ラジオライフさんも取材に来られており、かなりの規模のアマチュア無線のイベントと同じような扱われ方です。やはり多くのアマチュア無線家が注目し期待しているんですね。
↓ アンテナや無線付属機器の有力企業、第一電波工業さんのブースも出展
IC-705に、この「DIAMONDブランド」のアンテナを接続すれば、その日からすぐに誰でも徒歩移動運用ができます。
↓ セミナー「IC-705の魅力」が始まりました。
セミナーのあとは質疑応答なんですが、今日集まったアマチュア無線家の方々は熱心な上に知識が極めて豊富な方ばかりで、電源・電池についてや防水、マルチバッグ(LC-192)、さらにはBluetooth、無線LAN、FT8のソフトウェア、他社の似た仕様の製品との比較に至るまでさまざまな質問や要望が出されました。私も聞いていて非常に参考になることが多かったです。
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↓ 質疑応答のあともIC-705の展示機には人々が押し寄せます
↓ 少し離れましたが、IC-705が展示してある右側に人々が殺到しています
↓ 12時半からは「IC-705&IC-9700で楽しむD-STAR」セミナー
↓ 帰る際にはICOMさんから来年のカレンダーをお土産にいただきました
タテ57cm×ヨコ42cmの大型のカレンダー。アマチュア無線機ではなく業務用無線機がデザインされていますが、嬉しくいただいてきました。
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メーカー側の説明では、まだ試作段階で連日仕様の変更が繰り返されているとのことですが、3月下旬には発売できるのではないかとのことでした。
このIC-705がこれまであまり見なかった「徒歩移動運用」という新たなアマチュア無線の運用形態の潮流を作り出すかもしれません。アパートやマンションに住み、自宅では運用できない方や、都市型ノイズが酷くて自宅では満足に無線を楽しめない方、あるいは無線の運用が近隣の住宅の放送受信などに妨害を与えてしまうために運用を諦めていた方にとっては福音になりそうです。