埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

今の勤め先、勤続20年まであと半年・・・

標題の通りです。

今の勤め先には平成12年(2000年)9月21日からお世話になっていまして、あと半年勤めますと勤続20年となります。

就業規則では勤続20年に達しますと、祝い金(10万円)とリフレッシュ休暇(15日)が与えられることになっています。祝い金は問題なくいただけるようですが、リフレッシュ休暇は取得している人を見たことがなく、休暇の権利を何年も延長の申請を繰り返して維持しているだけのようです。

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現在の勤め先にお世話になるまでの殆どの時期を1部上場の銀行(都市銀行第二地銀)に奉職していましたが、そのどちらも経営破綻してしまい、20年前に現在の勤め先に職を求めることになったのですが、上場企業と中小同族会社の職場環境や慣習、そこに集う人々の能力や性格があまりにも違うために戸惑ってしまい、2年くらいの「腰かけ就職」にしようと考えていましたが、気が付いたら19年半も勤めていました。

ここまできましたら、あと半年は辛抱して祝い金の10万円をいただきたいものです。

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この19年半を振り返りますと、まともな会社ではありえない奇妙な出来事に何度も遭遇しています。ここでは5つ披露します。

 

1.本人に通知なしで解雇されている

 私は当初、勤め先の企業グループの親会社に採用され、勤務していましたが、何の予告もなしに、いや予告どころか一切の通知もなく親会社を解雇され、子会社に転籍されていました。何も知らされていない状態で、総務担当者から子会社を勤務先とする「健康保険証」を手渡されたときはビックリしました。この中小同族会社グループでは親会社の退職手続きと子会社の入社手続きは、本人に一切通知しないで勝手に進めているんです。知らないうちに「転職回数」が1つ増えてしまいガッカリしました。冒頭で勤続20年と申し上げましたが、1社での期間ではなく、親会社6年半と子会社13年半の通算期間です。

 

2.予告なしに降格させられる

 まともな会社でしたら、役職を解く際には事前にその理由を本人に伝え、問題点の改善が見られない場合にやむなく降格とするケースがあるかと思いますが、私の場合はある日突然社長や役員に呼び出され、「キミには役職を下りてもらう」といきなり通告されました。11年前のことです。降格の理由などなく、ただ単に気に食わないから降格という形の「粛清」。正義感や責任感が強く、様々な国家資格などを持つ職員の発言力が大きくなることを嫌うことから、何人かの職員が「粛清」されています。降格から11年経ちますが、今なお復権に至っていません。

 

3.個人的に就業規則の例外適用を通告される

 前項で役職を外され、月額27000円の役職手当が減給となりましたので、仕方なく毎月27000円分の残業を申請してその手当で減った役職手当の穴埋めをしてましたが、数か月経ったある日、突然社長や役員に呼び出され、「最近残業申請をしているようだが何のつもりだ、お前にだけは払わない」と一方的に通告され、私にだけは残業手当を支払わないことになりました。

 

4.社宅の賃料の値上げも事前通告なし

 今も社宅に住んでいますが、10年くらい前に月額40000円だった賃料が48000円に上がった際、社宅を管轄している総務課からは何ら通告が無く、ある日職員組合の執行委員のある職員から廊下での立ち話で「来月から社宅の家賃上げるって言ってた」と伝えられこれまたビックリしたことがありました。前述の役職手当27000円の減給と社宅賃料8000円の値上げで、実質毎月35000円の減給となり、当時はかなり生活が苦しくなりました。経営一族に嫌われてしまうと、このようにジリジリと生活を脅かされることになります。

 

5.国家資格を取得すればするほど敬遠される

 金融業界から製造工場への転身ですので、工場で働くために必要な知識を得るために「第1種衛生管理者」「衛生工学衛生管理者」「騒音振動関係公害防止管理者」「第二種作業環境測定士」「貨物・旅客運行管理者」「甲種危険物取扱者」「毒物劇物取扱責任者」などの国家資格を取得したのですが、それも気に食わないようで、この事業所の安全衛生委員会のメンバーに一度も召集されたことはありません。これまで独学で学んできたことを活かし、有資格者の立場で事業所で働く労働者の危険や健康障害を防止し、交通安全推進にも寄与したいと願っていましたが、それは困るようで、そのような機会は一切与えられませんでした。

 

このように、一族支配の同族会社では通常考えられないことが当たり前のように起こります。20年近くお世話になった会社ですので悪口は言いたくないのですが、個人的に目の敵にされ続けた経緯や背景があり、怨念が感謝を上回ります。