4月19日の「カラス1銭アルミ貨」の記事に関連しますので、その記憶が残っている間に「カラス1銭黄銅貨」の記事を書きたいと思います。
大東亜戦争が長期化し、国を挙げての総力戦遂行のため、国家総動員法が制定された昭和13年(1938年)の「1銭硬貨」は、1年間に2度もモデルチェンジをし、3種類の「1銭硬貨」が製造発行されています。そのあたりの事情は4月19日の記事をご参照いただきたく存じます。
↓ この記事です
今日紹介する「カラス1銭黄銅貨」は昭和13年の6月から11月までの半年間製造されましたが、国内で産出する銅は軍需物資として極めて重要なものであるため、この「カラス1銭黄銅貨」の製造は半年で打ち切られ、材質をアルミニウムに、サイズも小さく変更してしまいました。変更されたアルミニウム貨が4月19日の記事で紹介した「カラス1銭アルミ貨」です。
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↓ 直径23.03mm 重量3.75g 八咫烏の意匠
↓ 現行の10円青銅貨(直径23.5mm)より僅かに小さいです
↓ 所有枚数が少ないので、10枚×6列×5段=300枚だけ並べます
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影します
↓ 規則正しく並んでいた「カラス1銭黄銅貨」300枚をグシャリと崩します
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影します
昭和13年の6月~11月までの半年間しか製造されませんでしたが、1億1360万枚も発行されましたので、稀少性はなく、古銭取扱店で100円程度で入手できます。