埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

官製はがき(郵政はがき)、どこまで記憶に残ってますか?

ある程度年配の人々が数人集まると、「官製はがきが何円の頃まで記憶があるか」などということが話題になったりしますが、このブログの読者の方の中には、結構古い記憶の持ち主もいらっしゃるようなので、現在使われている63円のはがきからどんどん時代を遡って、どこまで記憶が残っているか確かめていただこうと思います。

かなり古い時代まで遡りますので、投稿を3回に分けます。

今日(6月15日)は昭和56年4月1日まで遡ります。

明後日(6月17日)は、さらに約30年遡ります。

その次(6月19日)は、大正時代にまで遡ります。

 

わが国で初めて官製はがきが発売されたのは明治6年ですが、私の手許にはそこまで古いはがきはありませんし、大正時代のはがきの記憶がある方は現在100才を超えていらっしゃると思います。100才超のご長寿の方でこのブログをお読みくださる方はいらっしゃらないと思われますので、それ以前、つまり明治時代のはがきについては掲載しないことにします。ご容赦ください(^^)

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なお、今日のタイトルは「官製はがき(郵政はがき)」と記してありますが、永い間郵便局で発売されるはがきを「官製はがき」と称していましたが、平成15年(2003年)4月1日から、郵便事業日本郵政公社の所管になったことから「官製はがき」ではなくなり、「郵政はがき」と改称しました。

「官製はがき」という言葉の響きが結構気に入っていたんですけどね・・・。

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紹介する官製はがき(郵政はがき)はその時代を代表するものに限っています。例えば、現在でも、通常の63円はがきのほかにも、インクジェットはがきや胡蝶蘭をデザインした喪中欠礼用はがき、4面連刷はがきや目の不自由な方にも認識しやすい「くぼみ入り」はがきも同時に発売されています。ですが、ここで紹介するのは代表的な1種類とします。

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それでは現在使われている63円はがきから始めます。

↓ 63円 ヤマユリ 令和元年8月20日より発売

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令和元年10月1日の消費税率10%導入に伴う郵便料金改定に対応したものです。

 

↓ 62円 ヤマユリ 平成29年5月15日より発売

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平成29年6月1日の郵便料金改定に対応したものです

 

↓ 52円 ヤマユリ 平成26年3月3日より発売

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平成26年4月1日の消費税率8%導入に伴う郵便料金改定に対応したものです。

 

↓ 50円 スズメ 平成19年10月1日より発売

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はがきの料金が長期間50円のためデザインが替わりました。

 

↓ 50円 トキ 平成12年8月1日より発売

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はがきの料金が長期間50円のためデザインが替わりました。

 

↓ 50円 色絵鴛鴦香合(郵便番号7桁) 平成10年1月5日より発売

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色絵鴛鴦香合・・・いろえおしどりこうごう、と読みます。平成10年2月2日の郵便番号7桁化に対応したものです。(郵便番号枠のみの変更)

 

↓ 50円 色絵鴛鴦香合(郵便番号5桁) 平成6年1月13日より発売

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平成6年1月24日の郵便料金改定に対応するものです。

 

↓ 41円 鳥獣花背円鏡 平成元年3月24日より発売

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鳥獣花背円鏡・・・ちょうじゅうかはいえんきょう、と読みます。

平成元年4月1日の消費税率3%導入に伴う郵便料金改定に対応したものです。

 

↓ 40円 鳳凰 昭和56年4月1日より発売

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昭和56年4月1日の郵便料金改定に対応したものです。

 

いかがでしょうか、若い方ですと50円はがきでさえも記憶に残っていないかも知れませんが、失意に陥る必要はありません。若いみなさんは遠い将来に発行されるであろう、100円、150円、といったはがきを目にすることができます。私などは、はがきの料金やデザインの変更を経験するのはあと何回もありません。ですので、若いみなさんをとても羨ましく思います。

 

今日はここまで約40年遡りましたが、もっと古いはがきの記憶が残っている方も多いと思います。私もまだまだ古い時代に遡ることができます。

 

明後日(6月17日)はここから約30年遡ります。明後日もご覧くださるようお願いいたします。