埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

有害植物とは知らず「コンフリー」を大喜びで食べてました

子どものころに見たり聞いたりしたことや、何気ない日常の生活や学校の様子が、ある日突然、夢の中で蘇ってくることはありませんでしょうか?

私は時々小学校に入学する前後の頃(昭和40年代半ば)の様子が夢の中に現れることがあります。今朝も50年くらい前に親戚(伯母)宅に出かけて、美味しい天ぷら料理をモリモリ食べている様子が夢の中で鮮明に蘇りました。

その親戚(伯母)の家は城下町の中心部にあり、城址から徒歩7~8分くらいに位置する比較的裕福な家庭。50年前としては珍しく水洗トイレ(ただし便器は和式で床や壁面はタイル貼り)がありました。戦禍を免れた木造平屋の家屋は落ち着きのある戦前の雰囲気を残し、裏庭には色とりどりの植物が生い茂っており、幼少期の私は時々その家を訪れて植物の観察や昆虫採集を堪能していました。セミの抜け殻などは数分で20個くらい採れて大喜びしていたことを思い出します。

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その裏庭にはコンフリー」と呼ばれる鮮やかな緑色で細長い卵型の葉をたくさんつけた植物があり、その親戚宅にお邪魔しますとそのコンフリー」の葉の天ぷらをご馳走になっていました。

今朝はコンフリーの天ぷらをご馳走になっている場面が夢の中で映し出され、懐かしさを感じながら目覚めました。「コンフリー」の天ぷらは心地よいパリパリとした歯ごたえと、甘くも辛くもない上品な味が印象に残っています。

当時は「コンフリー」が健康野菜として注目され、庭にコンフリーを植えておき、葉が大きくなるとそれを採って天ぷらや炒め物にしたり、刻んでサラダに入れている家庭が結構あったと思います。葉だけでなく、根や茎は下痢止めなどの薬草として利用したり、風呂に入れたりしていた家庭もあったようです。

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そんな懐かしい「コンフリー」、最近では全く聞かなくなりましたが、現在でも「コンフリー」の天ぷら料理を味わえるお店はないかと思い、Wikipediaで調べてみました。

 

↓ コンフリー正式名称はヒレハリソウなんですね。初めて知りました

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このヒレハリソウの項を読み進めましたら、ヒレハリソウ(別名コンフリー)は・・・

昭和40年代に健康食品として大ブームになったが、のちに毒性があることが判明し、平成16年(2004年)6月に厚生労働省コンフリーの摂取を控えるよう呼びかけるとともに、コンフリーを食品として販売することを禁止しました。海外ではコンフリーを含む食品を摂取して肝障害(肝硬変、肝不全、肝臓癌など)を起こす例が多数報告されているのだとか・・・(><)

 

↓ 平成16年6月の厚生労働省通達(コンフリーやそれを含む食品の取扱いについて)

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このところ「コンフリー」って聞かないなぁ・・・、と思っていましたがこうしたことが背景にあったんですね・・・。残念ながらもうコンフリーの天ぷらを食する機会は無いと思います。今朝、夢の中でたくさん食べましたのでこれで満足です(^^)

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私がコンフリーを摂取したのは50年も前のことですし、摂取量も僅かですのでコンフリーによる健康被害などは全くありません。

また関連して、昭和40年代前半にはまだ出回っていた、チクロ、サッカリン、ズルチンといった人工甘味料を含んだ菓子を食べていましたが、私、個人的には特に健康面に影響はありません。

現在50才代~60才代、あるいはそれ以上の年代の方々の子どものころは、知らず知らずのうちに危険な食品を摂取していたのだろうと思いますが、50年経過した今、健康被害などどこ吹く風で、元気バリバリの人が多いですよね(^^)