埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

家庭学習~「県庁所在地クイズ」にまつわる思い出

一昨日は、今から15年くらい前に当時小学校5年生の長男と小学校1年生の娘との「部首がさんずいの漢字」を探すゲームでの思い出を書きました。

今日は、同じころに都道府県庁所在地」を言い当てるクイズを出題したときの思い出です。

小学校5年生のころの長男は、全国47都道府県の都道府県所在地」都道府県の形」「都道府県の花」「都道府県の木」「都道府県の鳥」などを憶え、「世界各国の国旗や首都」もほぼ全て憶えて自信満々になっていました。

そこで、意表を突いたクイズを出題して過剰な自信にクギを刺してやろうと考えました。(^^)

 

わたし「さぁ、今日は地理をやろうか。県庁所在地を当ててもらおうかな」

長男 「え? いまさら県庁所在地? そんなの全部わかるよ~」

わたし「少し難しい問題を用意してあります・・・」

長男 「どうせ島根県松江市とか愛媛県松山市とかでしょ、全然難しくないよ」

わたし「そんな簡単な問題ではありません」

長男 「あ、じゃ、東京都でしょ、”東京”って答えると”残念!新宿区でーす”とか」

わたし「そんな酷い問題は出しません。今日の問題はなんと三者択一問題です」

長男 「あ、福岡県で福岡と北九州と久留米で、北九州市と間違えさせるんだ~」

わたし「警戒してるね・・・、そんなことしないよ」

長男 「いまさら県庁所在地の問題なんか出すのはオカシイよ・・・」

わたし「では問題はこれです!県庁所在地は何番ですか?」

 

↓ ここで手描きの白地図を長男の目の前に突き出します(^^)

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長男 「え、これ栃木県だから宇都宮市。簡単だよ~」

わたし「県庁所在地が宇都宮市であることは当然知ってますよね」

長男 「知ってます」

わたし「これは栃木県の県庁所在地が1番、2番、3番のどれかを答える問題です」

長男 「あ・・・わからない・・・」

わたし「県庁所在地が宇都宮市ということは分かっていても、位置がわからない?」

長男 「うん、わからない・・・」

わたし「正解は2番。宇都宮市は2番。1番は日光市、3番は栃木市です」

長男 「場所までは知らなかった・・・」

わたし「ワハハ、私の勝ちで~す。(^^)」

長男 「くやしーー」

わたし「では第2問です!同じく三者択一問題です。県庁所在地は何番?」

 

↓ また手描きの白地図を長男の目の前に突き出します

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長男 「沖縄だよね。那覇市だけど・・・1番かな?」

わたし「ブーーー、違います。1番は名護市です」

長男 「じゃあ2番かな・・・」

わたし「ブッブーーー、違います。2番は沖縄市です」

長男 「3番なんだ那覇市は。こんなに南にあるんだ・・・」

わたし「超簡単な県庁所在地問題も、出題の方法が違うと難問に変化しますね」

長男 「いままでは都道府県庁所在地の一覧表ばかり見てたから・・・」

わたし「表面的な知識だけでなく都市の位置や人口なども併せて調べたらいいよ」

長男 「わかった、そうする」

わたし「今出題した栃木と沖縄の2県、それと山梨県にはある共通点があります」

長男 「あ、それわかるよ!」

わたし「教えて・・・」

長男 「栃木は県名と同じ栃木市があるのに、県庁所在地は宇都宮市

わたし「うん」

長男 「山梨も県名と同じ山梨市があるのに、県庁所在地は甲府市

わたし「うん」

長男 「沖縄も県名と同じ沖縄市があるのに、県庁所在地は那覇市

わたし「そうだね、その通りです」

長男 「これは知ってた」

わたし「ではその3県でどうしてそのようになったのか、理由を明日聞かせて」

長男 「うん、調べておく」

 

楽勝と思っていた都道府県庁のクイズで意表を突かれて困惑した長男の表情は今でも忘れられません(^^)

その後、長男の地理・歴史、それに政治、経済の知識は膨大に増え続け、後の高校受験や公務員採用試験にも役立っていたようです。