埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

12月17日は、私の「公害防止管理者試験合格記念日」

私には、自身や家族の誕生日や結婚記念日といった日に準ずる「マイ記念日」がいくつかあります。初めてアマチュア無線技士の従事者資格を得た6月24日、アマチュア無線局の免許の日である9月11日、初めての自動車運転免許(普通一種)を与えられた6月11日、第二種運転免許を与えられた2月8日などが「マイ記念日」に該当します。こうした「マイ記念日」の日になりますと、免許や資格を手にした当時のことを思い出します。

今日、12月17日も「マイ記念日」でして、公害防止管理者試験合格記念日」なんです。

 

↓ 8年前、平成24年に12月17日が新たな「マイ記念日」に加わりました

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↓ 当日(平成24年12月17日)の官報にも合格者(受験番号)が公示されています

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↓ 合格したのは騒音・振動関係公害防止管理者試験。受験番号は 1230900190 です

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受験番号だけですが、自分のことが官報に掲載されるのは嬉しいものです。

 合格した当時の私は49才で、若い方々に比べますと記憶力や学ぶ意欲が減退していましたし、高等学校に通っている頃から理系科目は苦手で、大学入試の共通一次試験は物理や化学を回避して生物と地学で受験していました。さらに数学もあまり得意ではありません。理系の方には易しい試験かもしれませんが、私には難しく感じました。そんな私が30年経ってこのような試験を受験することになるなんて、人生は何が起こるか分からないものです。

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ではなぜこのような試験に挑戦することになったかを説明いたします。

私の勤め先の工場は、大きな鋼板をプレスする機械があるため騒音や振動を発生します。そうした施設や設備を持つ工場は法令により「特定工場」となり、「特定工場」には、公害防止管理者の有資格者を2名(管理者と代理者)置く必要があります。(工場の種類により、大気汚染や水質汚濁が懸念されるところはその種類の公害防止管理者を置くことが求められます)

8年前、当時の公害防止管理者と代理者の両名が定年退職目前になり、資格を持った公害防止管理者が1人もいなくなりそうで慌てた会社側が、公害防止管理者試験を受験する者を募ったのですが、誰ひとりとして名乗り出る者がいないため、仕方なく私が受験することになったものです。

10月の試験までの半年の間、毎日の業務終了後に2~3時間、会社の会議室で独習を続けました。不合格になったら恥ずかしいという思いと、当時の公害防止管理者が定年退職すれば、有資格者が不在になるという重圧をヒシヒシと感じていました。

受験後の自己採点では合格している可能性が高いと思ってはいましたが、合格発表までの約2か月間はモヤモヤした気分で過ごすことになりました。12月17日に合格を確認できたときに初めて肩の荷が下りたように感じました。この公害防止管理者試験に合格した12月17日を「マイ記念日」としています。

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あれから8年が経ち、現在の私は社内で唯一の公害防止管理者試験合格者です。「特定工場」ですので、有資格者は2名(管理者と代理者)必要なのですが、私1人しかいません。オカシイですよね。

会社から役所へは公害防止管理者2名の変更手続きをとっていないようで、確認はしていませんが、すでに定年退職した2名(うち1名は故人)が今でも工場の公害防止管理者と代理者として選任されている状態らしいのです。密告してやろうかな・・・

ただ、勤め先の会社の工場には、この程度の試験でも合格できる職員が見当たらないため、私が退職すれば、この会社の公害防止管理者の有資格者は絶滅します。明らかに法令違反なのですが、何のお咎めもないことを知った会社側は次の公害防止管理者を養成する気もなく、唯一の有資格者である私は粗末に扱われ、冷遇され続けています。

それでも12月17日は嬉しい思い出に彩られた記念日であり、社内唯一の合格者である誇りを再確認する日なんです(^^)