埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

陸上競技(女子)世界記録~50年前と比べてみました

一昨日の陸上競技(男子)に続き、本日は陸上競技(女子)の50年前の世界記録と現在の世界記録とを比べてみます。

 

↓ 学習百科事典に掲載の1969年11月30日時点での陸上競技(女子)の世界記録

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        1969年11月            現 在

100m競走 タイアス(米)     11秒0    ジョイナー(米=1988)    10秒49

200m競走 シェビンスカ(波蘭)     22秒5    ジョイナー(米=1988)    21秒34

400m競走 辛 金丹(北朝鮮)      51秒9    コッホ(東独=1985)     47秒60

800m競走 ニコリッチ(ユーゴ)2分00秒5    クラトフビロバ(捷=1988)1分53秒28

 

100mハードル バルツアー(東独)     12秒9    ハリソン(米=2016)    12秒20

 

400mリレー  米国         42秒8    米国=2012          40秒82

走高跳   バラシュ(羅)      1m91    コスタディノヴァ(勃=1987)  2m09

走幅跳     ビスコポレアヌ(羅) 6m82    チスチャコワ(ソ連=1988)  7m52

 

砲丸投     グンメル(東独)    19m61    リソフスカヤ(ソ連=1987) 22m63

円盤投     ウェステルマン(西独) 62m54    ラインシュ(東独=1987)     76m80

やり投     ゴルチャコワ(ソ連)  62m40   ※旧規格・フェルケ(東独=1988) 80m00

                     ※新規格・シュポタコバ(=2008) 72m28

 

※国名で、(波蘭)はポーランド、(捷)はチェコ(羅)はルーマニア、(勃)はブルガリアです。

やり投は、やりの飛びすぎが競技場内の他の競技者に危険が及ぶため、概ね10%程度飛距離を抑えるためにやりの重心位置を変更するルール改正がありました。男子は1986年以降、女子は1999年以降の記録が新規格としての公認記録となります。

なお、5000m競走、10000m競走、マラソン競歩など学習百科事典に当時の世界記録が掲載されていない競技種目は比較できないため割愛させていただきました。

 

50年前も今も、陸上競技(女子)の世界記録はソ連や東欧といった東側諸国の選手が目立ちますが、一つ気になる点があります。

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現在の世界記録保持者の国名に記録を出した年を併記してありますので、すでにお気づきの方も多いと思いますが、現在の世界記録の大半が1980年代後半に集中しており、その後30年以上も新記録が現れない競技種目がいくつもあることです。どことなく違和感を覚えてしまいます。

各競技種目の記録も驚異的なものが多く、特に円盤投の現在の女子の世界記録(76m80)は、男子の現在の世界記録(74m08)をも上回っています。陸上競技全種目の中で、女子の世界記録が男子を上回っているのは唯一円盤投だけです。もちろん円盤の重量は男子より女子のほうが軽いのですが、それでもこれは信じられない怪記録です。

21世紀に入って、徹底して考え抜かれた最善の方法で厳しい練習を重ね、ウェアやシューズなども改良を重ねて優れたものを選手は身に着けていますが、30年以上前の世界記録を抜くどころか、それに迫ることさえもできません。

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う~~~ん、これについてはこれ以上のコメントを差し控えたいと思います。推測や憶測では語れない話題ですし・・・、なんとも歯切れが悪くなりました・・・。ただ、みなさまのお考えの通りだとは思います・・・。

 

2月に入りましたら、水泳の世界記録の50年前との比較を投稿します。