埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

海外局の「紙のQSL」は入手できなくなるのかな?

先週の土曜日から日曜日(2月20日~21日)にかけて、ARRL(アメリカ無線中継連盟=アメリカ最大のアマチュア無線愛好家の団体)が主催するCW(電信)のコンテストに短時間でしたが参加しました。

自動車用のモービルホイップアンテナ+50W出力ですが、7MHzでも多くの米国の局と交信できました。残念ながら3.5MHzでの交信はできませんでしたので、アンテナの改良や調整をした上で改めて海外局との交信に挑みたいと考えます。

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今回のARRL(CW)コンテストで交信した米国の局をQRZCQというデータベースで調べましたが、多くの局の「QSL data」の項目が以下のようになっていたのが特に印象に残りました。

↓ QRZCQの「QSL data」の項目。QSLはLoTWのみ・・・

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これによれば、米国のアマチュア局は、eQSL不可、ビューロー経由のQSL交換不可、ダイレクト交換などもってのほか、LoTWのみ扱いますとのこと。

「QSL data」の下に朱書きで「この情報は古いか、もしくは正確ではないかもしれません・・・」とありますが、殆どの局が「LoTWのみ扱う」としているところから、米国のアマチュア局全体の傾向として、従来からの「紙のQSL」の交換は止めているのではないかと感じた次第です。紙のQSLどころか、eQSLでさえも扱わないのかな?

海外、特に米国はビジネスの世界でもペーパーレス化や電子決済が進んでいますので、アマチュア無線の世界でもこの流れを受けて「紙のQSL」廃止の方向に進んでいるのかもしれません。

こうなりますと、かつてはビューロー経由で大量に送られてきたものの、殆ど見向きもされていなかった米国の「紙のQSL」は今後入手困難となり、珍品、貴重品になるのではないかと思います。

↓ 米国の「紙のQSL」は今後貴重品になるかも・・・

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特に交信データをボールペンで手書きで記入した紙のQSLは、今後極めて入手困難になるのではないかと思われます。今まで気にも留めていなかった米国の紙のQSLですが、急に見る目が変わりました。

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さて、時代遅れと笑われてしまうかもしれませんが、私自身はまだeQSLもLoTWも導入しておらず、昭和52年から一貫して「紙のQSL」に手書きで交信データやコメントを記入しています。

「紙のQSLなど送りつけられたら迷惑」とか「環境に配慮しろ」という声が聞こえてきそうです。

コンピューターに対する苦手意識や、アマチュア無線を始めたばかりの頃にQSLカードをいただいた時の何とも言えない嬉しさや喜びや感動が今なお忘れられず、eQSLやLoTWを無意識のうちに遠ざけております。これじゃあダメなんですよね・・・。

 

ところで私あてにも、eQSLは届いているのだろうか? と思い、興味津々で調べてみました。

↓ eQSLが知らないうちに133通届いていました(国内の局は割愛しました)

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一番最後にある南クック諸島の「ZK1DR」は昭和53年、私が中学3年の頃に交信した記憶があり、すでに「紙のQSL」もいただいております。過去に「紙のQSL」を交付していても、過去に遡ってeQSLのデータをアップロードしているのではないかと思います。特に困ることはありませんので、eQSLをお送りいただいて結構ですが、私がeQSLを利用するのはしばらく先のことになりそうです。

コンピュータなど無かった時代にアマチュア無線を始めた方の中には、私のようにコンピューターの導入が非常に遅れている方がいらっしゃるのではないかと思っていますが、いかがでしょうか? それとも私だけなのかな?