6月8日、国会議員を乗せて秘書が運転する自動車が、東京都港区で自転車と接触する事故を起こしながら走り去ったというニュースに驚きましたが、さらにこの車は車検と自賠責保険が切れていたというので二度驚かされました。
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このニュースをきっかけに、車検切れの車や、任意保険に加入していない車はどれくらいの割合で存在しているのかを調べてみました。(自賠責保険は車検切れであればほぼ間違いなく切れていると思いますので任意保険を調べました)
調べる前の私の予想は以下の通りです。
車検切れの車・・・・0.01% (10000台に1台の割合)
任意保険不加入・・・1%程度 (100台に1台くらいの割合)
調べた結果、予想は大ハズレでした。
◎ 車検切れの車の調査結果
↓ 平成28年度無車検車調査結果
国土交通省が開発した「可搬式ナンバー自動読取装置」を用いて、主要道路の特定区間で通過した車両を1週間調査した結果、0.27%(370台に1台)が車検切れでした。私の予想は0.01%(10000台に1台)でしたが、全く違っていました。こんなに多くの車検切れの車が公道を走行しているとは全く予想外、というより、ビックリです。
◎任意保険不加入の割合の調査結果
↓ 損害保険料率算出機構「自動車保険の概況2019年度版」より
自動車保険(74.8%)と自動車共済(13.3%)を足しますと、88.1%が何らかの形で任意保険に加入していることになります。私の予想は99%が加入し、1%が不加入でしたので、こちらも大きくハズレてしまいました。
約12%の自動車が任意保険に加入せず公道を走行しているとは・・・。驚きと同時に唖然としてしまいました。
そしてこうした事実を知らず、車検切れは0.01%、任意保険不加入は1%などと考え、我が国の自動車運転者の良心を過信していた私の認識も非常に甘かったことも明らかに・・・。
こうした酷い実情を知り、自動車を運転するときだけではなく、歩道や路側帯などを歩行する際も、悪質ドライバーの運転する車両の事故に巻き込まれないよう十分気を引き締めなければならないと思った次第です。
悪質ドライバーの割合は想像以上に多いです。みなさまもお気をつけください。