埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

夏の全国高校野球大会に使用する球場の検討・・・

8月29日の投稿「減り続ける夏の全国高校野球参加校数」、8月31日の投稿夏の甲子園、全都道府県に出場枠は必要かな?」、に引き続き、夏の全国高校野球大会(いわゆる夏の甲子園大会)について考えます。

8月29日の投稿でも申し上げましたが、これらの記事は高校野球のあり方や、現在の運営方針を批判したり疑問を投げかけているわけではなく。個人的な考えを率直に申し述べているだけの記事で、改革を促す目的はありません。そもそも1日に訪れる方が約120人、つまり国民の100万人に1人しか読んでいないこのブログには世論に影響を及ぼす力などありません。ここで申し上げる夏の高校野球の見直し案がすぐに実現などするわけがありませんのでご安心ください。

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さて、今年の夏の甲子園大会は8月9日(月曜)から8月25日(水曜)までの17日間の日程で行われる予定でしたが、台風9号の接近による悪天候のため8月9日の開会式を翌日に順延。さらに8月12日~14日も雨天中止。15日は雨で荒れたグラウンドを朝から整備をして午前11時に第1試合開始、第4試合の終了時刻が大会史上最も遅い午後9時40分となる珍事。

8月17日は降雨の中で大阪桐蔭×東海大菅生が行われ、8回オモテに3点を追う東海大菅生が1死1、2塁のチャンスを迎えたにもかかわらず降雨コールドゲーム勝った大阪桐蔭も勝利の校歌斉唱が省かれる、これまた珍事が発生。

8月18日も雨天中止、8月19日は第1試合が5回ウラ降雨ノーゲーム。第2試合も翌日に順延と決まった後に、雨が上がって第3試合と第4試合が行われたため、1回戦の試合が全て終了する前に2回戦の試合を消化し始める珍事が発生。

このように雨が続き、日程再編したり休養日が消えたりと日程がギリギリの状態となり、もしかしたら決勝戦が9月にずれ込む珍事になるかと思われました。しかし、その後は日程を消化でき、8月29日に決勝戦が行われ、智弁和歌山が21年ぶり3回目の優勝を飾りました。(優勝した智弁和歌山は初戦の宮崎商業戦が不戦勝となったため、4試合戦って優勝となりましたが、これは全国49校出場が定着した昭和53年以降の最少試合での優勝となる珍事)

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このように、8月の半月の間に48試合を甲子園球場のみで消化するのは大変なことであることが判りました。

今年だけが特に不運が続いたわけではなく、今後もこのような状況が発生することは十分あり得ます。この問題を解決する方法としては・・・

 

① 甲子園出場校を減らす(8月31日に投稿済)

 

② 甲子園球場ドーム球場

 

③ 甲子園球場で全48試合を消化せず、1回戦~2回戦(途中)までの24試合は関西地方にある甲子園球場以外の球場を併用する

 

ことが考えられます。

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降雨による試合日程の変更は、体調やメンタルのコンディションの調整に影響を与えるばかりではなく、宿泊費負担や、大応援団の交通機関(主に長距離バス)の予約の調整などにも影響が出ます。

さらに降雨だけでなく、近年の猛暑に起因する熱中症から出場選手を守るためにも、甲子園球場のドーム化が望ましいと考えています。ただ、ドーム化は莫大な費用を要する問題と、高校野球の聖地たる甲子園球場にドームはふさわしくない」と主張するファンの声が根強く、簡単に実現できるものではありません。

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こうなると、夏の全国高校野球大会の全48試合のうち1回戦~2回戦途中までの24試合を甲子園球場以外で開催するのが現実的だと思いますが、昭和38年(1963年)に西宮球場を使用したのが最後で58年もの間、全ての試合を甲子園球場で行ってきた歴史、伝統、実績があり、これも簡単に導入できるやり方ではないとは思います。

特に高校野球の場合は、都道府県予選を勝ち上がって「全国大会に出場する」というより甲子園球場でプレーする」ことこそが高校球児の目的になっているようにも感じられます。そればかりか、高校生の各種全国大会の通称に「甲子園」が多用(例えば「IT・簿記の甲子園」「かるた甲子園」「短歌甲子園」「ダンス甲子園」など80以上あります)されていることも、他球場を利用する方法を採用しづらくしています。

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ただ、サッカーの全国高校大会や、ラグビーの全国高校大会では複数の試合会場を利用して効率的に日程消化をしていますので、その方法を参考にし検討してみるのも悪くはないと思います。これについては9月7日(火曜日)のこのブログで述べたいと思います。

 

本日も1900文字を超えてしまいました。ここまでお読みくださったみなさま、本当にお疲れさまでした(^^)