埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

埼玉県エスカレーター安全利用促進条例施行に思う

10月1日から埼玉県では「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行され、駅や商業施設などに設置されているエスカレーターを利用する際には、立ち止まることが義務化されます。

 

↓ 「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」のポスター

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私はどちらかというと気早な性格なので、駅ではエスカレーターを使わずに階段を駆け上がったり駆け下りたりすることが多いのですが、まれにエスカレーターを利用する際は左側に立ち止まっている人々に触れたり、不安感を募らせるようなことがないよう気を遣いながらエスカレーターの右側を利用して追い越していました。しかし10月1日以降は埼玉県内ではそれができなくなります。これは埼玉県条例ですのであくまで埼玉県内での話です。なお、この条例には罰則規定はありません。

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エスカレーターを安全に利用することを促進することには賛成です。エスカレーターを利用する方の中にはこのポスターのように、病気や怪我をかかえた方や妊婦、幼児もいますので、そうした方々の安全な利用を特に重視しなければならないことは承知しています。また一般の健常者の方も同様に安全な利用ができる環境を整えることは大切だと感じます。

 

本来であればエスカレーターを利用するにあたって、混雑していれば立ち止まって他の利用者の迷惑にならないように心がけ、周囲や前後に他の利用者がいない状態で少しでも速く移動したい場合は、自身の脚力や身体能力を考慮してエスカレーター上でも適度な速度で歩くなど臨機応変な対応をすればよいことだと思うのですが、「一律に立ち止まる」ことを義務化することにやや違和感を覚えます。

 

裏を返せば、「埼玉県にはそうした臨機応変な判断ができる人が少ない上に、マナーやエチケットを守らない人が多いので、全国に先駆けて条例で規制するしかない」と県が判断したのだと思います。その結果、学校の校則でさえもあまり例が無い「立ち止まれ」という条例の制定。これが他の46都道府県に波及するのかしないのか興味があります。みなさまのお住まいの都道府県で同じような条例が制定されたらどのように思われますでしょうか?

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このように、人々の行動に対して条例で規制をすることが恒常化してしまうと・・・、例えば市民からエスカレーターで立ち止まっていたら、後ろから来た人に怒鳴られて煽られた」事案が発生すると、「埼玉県エスカレーター利用時の発声を禁止する条例」が直ちに施行され、また別の市民から「条例に従ってエスカレーターで立ち止まっていたら、私の前に立っている人がオナラをした。条例で歩いてはならないことになっているので逃げ場が無く、もう臭くて臭くて・・・」との声が上がれば「埼玉県エスカレーター利用時の放屁等迷惑行為防止条例」が施行されることになるのかな?

まぁ、倫理観や道徳観そして正しい判断力が足りない人が増え続ければ、法律や条例で、より細かい点にまで具体的に言及する必要があるわけで、この新しい条例の施行は時代の流れに沿ったものなのかもしれません。前述の通り、埼玉県に続く全国2例目の都道府県が出るのか否かに注目します。