久し振りに蒐集している古銭の披露記事をお送りします。
4月21日の「10銭白銅貨」以来ですので約5カ月も古銭の披露記事の投稿をしていませんでした。
本日紹介しますのは、大正11年(1922年)から昭和13年(1938年)まで発行された「小型50銭銀貨」です。
あ、一昨日の投稿記事で、和暦と西暦の併記を止めて西暦のみとしたいと記しましたが、貨幣は発行年号が和暦で表されていますので、この記事については和暦を中心に記しています。
↓ オモテは鳳凰、ウラは旭日の意匠 量目4.95gのうち72%が銀です
↓ 直径23.5mmで、私たちが日頃利用している10円硬貨と同じ径です
↓ 大正11年から昭和13年まで発行。昭和2年は発行されていません
私の手許では全ての年号が揃っていませんで、発行枚数が少ない昭和10年と昭和13年がありません。薄汚い銀貨が多いですが、銀貨は一定の年数が経ちますとこのような色合いになるのが自然です。私はこの薄汚さを好みます。100年くらい経っているのにピッカピカの銀貨は不自然です。古銭は原則として洗ったり磨いたりしてはいけません。
↓ 銀貨は1枚あたり数百円以上はしますので、手許には130枚しかありません
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影・・・
↓ 130枚しかありませんが、これまで通りグシャリと崩してみます
これまでと違って数が少ないので迫力に欠けます(^^)
↓ 近づいて撮影します
↓ さらに近づいて撮影・・・
これまで紹介してきましたアルミ貨や銅貨などは、1キログラム1000円とか二束三文で売られていることがあり、1000枚とか2000枚くらいでしたら簡単に集めることができますが、地金としての価値がある銀貨は1枚の単価が数百円~1000円、あるいはそれ以上となることが多く、大量に蒐集することができません。この「小型50銭銀貨」よりもさらに時代を遡り、明治時代の古銭になりますとさらに高値になってしまい、手許にある数は減っていきます。
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この「小型50銭銀貨」、銀貨の持つ独特の質感や色合い、そして鳳凰と旭日の気品のある意匠が心地よさをもたらしてくれます。銅やアルミニウムや錫などとは一線を画しているように感じます。
さて、今日の投稿が990回目となりました。1000回目の投稿まであと10回。予定では10月19日が1000回目になります。