将棋に関心の無い方も写真だけでも是非ご覧いただきたいと思います。「将棋好きな人はこのような月刊誌を購読しているんだ・・・」と分かっていただけるだけでも嬉しいです(^^)
将棋や無線、野球、相撲などの雑誌をいくつか購読していますが、その中でも「将棋世界」(毎月3日発売)は、数か月~数年を経てから棋譜を調べることがあるためしばらく手許に置いてあります。この「将棋世界」の表紙には、その時その時の注目を集めている棋士の写真が採用されることが多いため、表紙の写真を見るだけでも、強い棋士、人気棋士、注目棋士が誰なのかが概ね判ります。
今年の1月号から直近発売された12月号までの12冊の表紙を並べ、表紙に採用された棋士と登場回数を調べてみます。
↓ 「将棋世界」2021年1月号から12月号まで
上段左から右へ 1月号~4月号
中段左から右へ 5月号~8月号
下段左から右へ 9月号~12月号
表紙の登場回数ランキング (カッコ内:昨年の登場回数)
藤井三冠 7回 (5回)
豊島竜王 3回 (2回)
渡辺名人 2回 (2回)
永瀬王座 1回 (1回)
斎藤八段 1回
山崎八段 1回
2人で写っている表紙が3回ありますので、登場回数を足しますと15回になります。
常にタイトル戦に登場しながらも高い勝率を誇る藤井三冠の超人的な活躍や注目度の高さも手伝って、今年は7回も表紙に登場しています。しかも8月号から12月号まで5か月連続登場。まさにスーパースターです。
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さらに「将棋世界」の背表紙にも注目しました。
↓ 書棚の「将棋世界」1月号から12月号までの背表紙
毎月の注目記事がこの背表紙に書かれていますが、12冊のうち11冊に「藤井」「藤井聡太」の文字が躍っています。「将棋世界」は永年購読していますが、このような現象は記憶にありません。将棋ファンでもこれに気づいている方は少ないかと思いますが、これは大快挙だと思います。藤井三冠の活躍度からすれば当然の結果でしょうか。私も大ファンです(^^)
唯一5月号の背表紙だけが「藤井」の文字がありません。毎年5月号は2月末か3月初旬に行われるA級順位戦の最終局の結果、名人への挑戦者が決まり、4月3日発売の5月号にその詳細が掲載されるため、5月号では藤井三冠はまだ主役になれません。
プロデビューから数年しか経ていない藤井三冠はどんなに強くても1年に1階級しか上がれない仕組みの順位戦ではまだ主役にはなれないのです。ですが来年度は順当にA級に昇級し、2023年の5月号には藤井三冠の名人初挑戦の記事が載るだろうと予想します。今から楽しみにしています。あ、2023年の5月には私は還暦を迎えます。還暦を以て退職し、平日でも将棋のネット中継に釘付けになって藤井三冠を応援します。