今年は500円硬貨のデザインや材質が替わるとの告知がありましたので、正月から楽しみにしていました。先日、造幣局に申し込んでいた「新500円硬貨を含んだミントセット」が届きまして、新しい500円硬貨を手にすることができました。
硬貨のデザインや材質が変わるのは、500円硬貨の材質が白銅からニッケル黄銅に変わった平成12年以来で21年振りのことです。
↓ 待ちに待った「ミントセット」が到着しました
↓ ミントセットは3つ届きましたので、そのうち1つは中の硬貨を取り出します
↓ 楽しみにしていた新しい500円硬貨、初めて手にしました。感激です
↓ ウラ面、発行年(令和三年)が硬貨の弧に沿って記されてるデザインに変わりました
硬貨のオモテとウラなんですが、「発行年」が記された面がウラと決められていますので、これはウラです。今回のデザイン変更はこのウラ面に大きな変更がありますので、ウラ面から先にご覧いただいてます。
↓ オモテ面の変更点は、非常に細かいので後ほどご説明いたします
↓ 最大の特徴は2種類の金属板を3層加工した円板を外枠に嵌め合わせる構造です
↓ 内側の金属円板と外枠を嵌め合わせたことが判ります。内側と外枠で色が違います
↓ 外周のギザギザを異なる形状(間隔)にする「異形斜めギザ」。難易度の高い技術
↓ オモテ面の変更点は微細文字の採用。「JAPAN」の文字が見えますか?
↓ もう一つ微細文字。「500YEN」の文字が見えますか?
微細文字はオモテ面の上下に「JAPAN」左右に「500YEN」合わせて4カ所にあります。
↓ 初代500円、二代目500円、そして今日手にした三代目500円の揃い踏み
前述の通り、ウラ面から先にご覧いただきました。初代(上)は昭和57年~平成11年まで発行。二代目(下段左側)は平成12年~令和3年まで発行。三代目(下段右側)は令和3年から発行です。令和3年銘は2種類存在します。
↓ オモテ面。上が初代、下段左側が二代目、下段右側が三代目。あまり変わりません
初代とか二代目とか三代目という呼び方は正式なものではなく、判りやすくするために私が勝手に名付けたものです。一般的には通用しない呼び方ですのでご注意ください。
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最後にそれぞれの直径、量目、材質(品位)の違いを書き記して終わりにします。
◎初代500円貨(昭和57年~平成11年)
直径26.5mm 量目7.2g 銅75% ニッケル25%
◎二代目500円貨(平成12年~令和3年)
直径26.5mm 量目7.0g 銅72% 亜鉛20% ニッケル8%
◎三代目500円貨(令和3年~)
直径26.5mm 量目7.1g 銅75% 亜鉛12.5% ニッケル12.5%
直径は変わりませんが、量目や材質(品位)は微妙に変わっています。
以上、本日も最後までお読みくださりありがとうございました(^^)