埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

よみうり1万局賞など簡単だと自惚れていたあの頃

今日はアマチュア無線ネタです。

今年はいくつかアワードを申請しようと考えていますが、ふと40年以上前の中学生~高校生当時に獲得したアワードが手許に残っていたことを思い出し、取り出してみました。

 

↓ 開局して3年以内、中学生・高校生の頃に獲得していたアワード

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昭和53~55年までに獲得していたアワードです。現在では発行されていないアワードもいくつかあります。「埼玉県民500万突破記念賞」もありますが、これを獲得した当時は中学生で新潟県に住んでおり埼玉県とは特に関係はありませんでした。たまたま埼玉県民になって22年目になりましたが、当時は埼玉県民になることなど考えもしませんでした。中学生の頃にたまたまこのようなアワードをいただき、その後に自らも埼玉県民になりましたので、運命というか巡り合わせのような不思議な縁を感じます。なお、現在の埼玉県民は約733万人まで増加しています。

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当時はまだ1か月の小遣いも少額でアワードの申請料などなかなか捻出できなかったので、獲得していたアワードは多くはありません。JARLが発行するアワードでさえAJDしかありません。JARL会費やCQ誌やHAMジャーナル誌の購読、海外のアマチュア局や放送局に送付するIRC(国際返信切手券)や郵便料金に小遣いがどんどん消えて常に金欠状態。新たなアンテナを考案し、それを試すために同軸ケーブル10メートルを買いたと思ってもなかなか実現できませんでした。

 

上の写真にある8枚のアワードのうち氏名が記されてなく、掲載するのに都合がいいアワードが2つありましたので披露します。

 

↓ 仙台一高ハムクラブ(JA7YDX)発行 AJDXA(All Japanese DX Award)

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本州、北海道、九州、四国の4島は必須で、小笠原、南鳥島、沖縄、南極、海上移動の5つの区域で運用する日本人局と交信してQSLを得るというルールだったと記憶しています。南極はできなかったので、最高ランクのクラスSではなく、その次のクラスAだったと思います。さらに下位にはクラスB、クラスC、クラスJもありました。

当時はJARLやJARL地方支部、JAG、KCJ、JLRSのような大きな団体以外にも、アワードを発行する小規模のクラブや学校が多く存在し、このAJDXAのように高校のクラブが発行するアワードも珍しくありませんでした。また、個人が発行する個性的なアワードもたくさんありました。

 

↓ 播磨クラブ(JA3YEK)発行 WTA(1000局交信賞)

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その名の通り、1000局と交信してQSLを得ると獲得できるアワードです。中学2年の秋に開局して1年足らずで1000局と交信してQSLカード1000枚をいただき申請に及びました。7MHzのSSB特記です。QSLカードがビューローから届くのに時間を要し、1000枚のQSLカードのリストを手書きで作成するのに手間取ったため、受賞の日付は高校1年の秋になっています。中学2年の秋から中学卒業までの約1年半、高校受験の勉強もせず毎日無線ばかりやって過ごしていたことを証明するアワードです。

当時のアワードは、JARL正員(2名だったと記憶していますが・・・やや曖昧です)によるQSLカードの所持証明が必要で、1000枚ものQSLカードを木製の箱に入れてアマチュア無線仲間の自宅に持ち込み、QSLカードの内容の照査と所持証明をお願いしました。

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1年足らずで1000局との交信を果たしたので、当時最も権威があると言われていた「全日本10000局よみうりアワード」でも数年で達成できるだろうと考え、アワードの発行元である読売新聞社にこの権威あるアワードの申請書類を要求し郵送してもらっていました。自惚れも甚だしく、今考えると本当に恥ずかしいです・・・。(なお「世界10000局よみうりアワード」は初めから無理と諦めていました)

しかも当時の自分は電話級という最下位の資格で、出力は最大10ワット。アンテナも乏しいため実質的には7MHzと21MHzだけしか運用できません。これでは10000局との交信もさることながら、よみうり10000局アワードの条件である3バンド以上でのWAJA(47都道府県交信)10組はほぼ不可能で、この状態でよくよみうり1万局アワードを視野に入れていたものだと笑ってしまいます。無知と自惚れとは恐ろしいものです。いやはや恥ずかしいです・・・・(^^)ゝ