明日、3月18日(金曜日)から第94回選抜高等学校野球大会、いわゆる春のセンバツが始まります。毎年春になりますと、この春のセンバツが始まり、次いでプロ野球公式戦が開幕し、全国各地の大学野球リーグ戦が始まりますので、野球ファンにとってはワクワクする時期です。
今年の春のセンバツなんですが、私は勝手に岡山県の倉敷工業高校を応援しています。岡山県と私との間には特に接点はありませんし、大阪より西へ行ったことが無い私は、当然岡山県には行ったことはありません。
それなのになぜ倉敷工業高校を応援しているのかと言いますと、久しぶりに甲子園球場で同校の校歌を聴きたいからなんです。
-・・・-
高校野球や大学野球を長年観戦してきた私は、多くの高校や大学の校歌や応援歌に触れる機会が多いのですが、お気に入りの校歌や応援歌は詞も曲もすんなりと憶えてしまいます。特に東京六大学野球に関しては、夥しい数の試合を観戦しているため、六校の校歌・応援歌の殆どを記憶しております。高校野球の甲子園常連校についても、お気に入りの校歌はかなりの数を記憶しています。
そんな中で、倉敷工業高校の校歌は特にお気に入りの校歌です。
↓ 倉敷工業高校のサイトに同校の校歌が紹介されています
明朗快活な曲に・・・
みずしーま なーだーのー おきゆーくしらーほもー
あこがーれ あーおーぐー みどりーのいーらーかー
で始まるすばらしい詞、そして・・・
とどろーくー エンジーン
とびちーる ひーばーなー
「轟くエンジン 飛びちる火花」
ここが工業高校らしくて、「あぁ、いい校歌だな・・・」とつくづく感じます。しかもこの短いフレーズの中に、戦後日本の復興を目指し工業、工学に携わる人々の様子までもが浮かび上がってきます。繰り返しますが、本当に素晴らしい校歌です。
この校歌の2番には「我が民族の久遠(とわ)の楽土を築くは我等」、3番にも「世界の上に示せ工業 日本の威力」と、目で追うだけでも失いつつある日本人の誇りをも取り戻せそうな詞がズラリと並びます。
同校のサイトによれば、作詞は早稲田大学英文科卒で「東京音頭」などを作詞した西条八十氏、作曲は慶應義塾応援歌「若き血」を作曲した堀内敬三氏の早慶コンビ。なるほど詞も曲も素晴らしいはずです。
-・・・-
倉敷工業高校の春のセンバツ出場は13年ぶりで前回出場は2009年、1回戦で金光大阪を11-10で降し、甲子園で校歌を歌っています。夏の甲子園では2003年に出場したのが最後、1回戦で駒大苫小牧、2回戦で今治西に勝ち校歌を甲子園球場に轟かせています。
明日開幕する春のセンバツ、開会式では偶然にも倉敷工業高校の福島選手が選手宣誓を務め、いきなり大会初日(3月18日)の第2試合(12時30分開始予定)で和歌山東高校と対戦します。
勝って13年ぶりに名校歌が聴きたい・・・と、勝手に応援しています。