一昨日に引き続き無線ネタを投稿します。一昨日は戦後アマチュア無線再開後のアマチュア無線局名録を披露いたしましたが、今日は戦前の私設無線実験局の局名録・局名簿の表紙等をご覧いただこうと思います。
この投稿で披露するのは以下の通りです。
・昭和6年11月 日本陸上私設無線局名録
・昭和8年6月 SW. JAPANESE AMATEUR STN. QRA BOOK
・昭和10年11月 日本短波長無線電信電話実験局名簿
・昭和11年9月 日本短波長無線電信電話実験局名簿
・昭和14年1月 日本及び満州国所在 短波長無線実験局名録
いずれもJARL展示室(2002年まで東京都豊島区巣鴨にありました)に赴き、全頁複写したものです。
80年以上前の資料ですが、やはり個人情報(氏名、住所、勤務先等)を公表するのは控えたいと考えましたので、各巻の表紙と差し障りのない頁をご覧いただくことにしたいと考えます。本音を申せば、個人で私設無線電信電話実験局を開設されている方々が掲載されている頁を、戦前の実験局の様子を示す資料として載せたいんですが・・・。
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↓ 昭和6年11月 日本陸上私設無線局名録の表紙
↓ 個人の実験局の頁は掲載を控え、関東の逓信局や大学、法人の頁を載せます
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↓ 昭和8年6月 SW. JAPANESE AMATEUR STN. QRA BOOK の表紙
↓ QRA BOOKを編集・発行されたJ3DE 宮井宗一郎氏の挨拶文
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↓ 昭和10年11月 日本短波長無線電信電話実験局名簿の表紙
↓ 個人の実験局の頁は掲載を控え、関西・四国の逓信局や学校の頁を載せます
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↓ 昭和11年9月 日本短波長無線電信電話実験局名簿の表紙
↓ 戦前のQ符号一覧が載っていました
↓ 私費を投じて調査・編集・発行をされたJ3DE宮井宗一郎氏の編集後記
「CQに QRMして 虫の声」という句が素敵です(^^)
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↓ 昭和14年1月 日本及び満州国所在 短波長無線実験局名録の表紙
↓ 個人の実験局の頁は掲載を控え、関東の大学・学校や法人の頁を載せます
戦前の私設無線実験局の局名録・局名簿は、篤志家であるJ3DE 宮井宗一郎氏が私費を投じて調査・編集・発行をされていました。戦前の局名録・局名簿の話題は、宮井氏抜きには語れないと思います。
なかなか目にする機会が無いどころか、その存在を知らない方も多い戦前の局名録・局名簿。その表紙などをご覧いただき、興味や関心を持ってくださった方が1人でもいらっしゃれば嬉しいです。
ご質問などありましたら、当局のJARL.COMのメールアドレスまでお寄せください。