埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

還暦退職に向けての業務引継が進まない原因

今年9回目、今月初めての投稿です。

業務量が増え続ける中で迎えた期末決算。その期末決算業務の締め切りに追われる日々が2週間続きました。

それに還暦退職に伴う業務引継のための後任(被引継者)への業務手順説明が加わり、この3週間は毎朝6時前後から仕事に取り掛かっております。

就業規則では、朝8時15分始業の会社ですが、朝6時から作業を開始し、夜も2時間ほど残業をしなければ捌ききれない膨大な業務量って、ハッキリ言って異常です。

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朝の時間帯はどんなに早く出勤しても、時間外労働手当は1円も払われません。本当にタダ働きです。今月25日に支給される給与では53時間の時間外労働の手当を受け取れますが、早朝出勤や自宅持ち帰り作業を加えると、1か月で100時間の時間外労働をしていることになります。

これは体力が衰え、間もなく退職する60才の働き方ではありません。毎日の睡眠時間はギリギリ4時間を確保する程度にまで減り、その影響で勤務中でも睡魔が襲い、夜は帰宅するとバッタリと倒れ込んでしまいます。4月10日の午後には著しい偏頭痛に襲われ、この齢になって初めて「過労死」が一瞬だけ頭をよぎりました。

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趣味のアマチュア無線は「連続日数運用記録」を継続するために気力を振り絞って毎日数局の交信を続けておりますが、ブログは放置した状態が続き、ブログを通じて親しくして下さっているみなさまを裏切っているようで申し訳なく後ろめたさをも感じます。

ただ、勤め人として最後となる期末決算業務が一昨日でほぼ完了しましたので、これからはブログに向き合う時間が少しずつ増えることになると思います。

今は肉体的にも精神的にも非常にキツいですが、還暦を背景とした自主退任が目前に控えています。期間限定のキツさですので耐えられそうです。

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前回の投稿記事で、3月15日から後任(被引継者)に私の担当業務の引継作業に入ったとお知らせしました。一昨日の金曜日で業務引継を開始してからちょうど1か月が経過したことになります。

会社側は業務の引継には3か月程度必要とすると見積もっているようですので、業務の引継に残されたは期間はあと2か月です。

ところがこの1か月間での後任(被引継者)への業務引継の進捗はほぼゼロです。その原因を探りますと・・・・

 

・原因その1 担当業務範囲、担当業務量が膨大で

 しかも複雑。事務職経験に乏しい後任(被引継者)

 にとってはあまりにも難解過ぎる。

 

・原因その2 期末決算業務多忙で業務引継を後回

 しにするしかない状態になり、後任(被引継者)に

 も棚卸作業などの単純作業を依頼して時間のロス

 を発生させてしまった。

 

・原因その3 限られた期間内に業務引継を完了さ

 せるには一定の詰込み教育による促成栽培が必要

 ですが、近年ではパワハラと捉えられかねない言

 動は厳に慎まなくてはならないため、後任(被引継

 者)に対して穏やかで丁寧な口調でしか語りかける

 ことしかできず、限られた期間内に担当業務の概

 要を理解し、その手続き方法や手順を確実に憶え

 ないと大変なことになるという機意識や責任感

 を後任(被引継者)に植え付けることができない。

 

・原因その4 親子ほど年齢差がある後任(被引継

 者)との間には仕事や労働に対する考え方に温度

 差がある。

 私は「業務の引継は後任(被引継者)が相応に苦労

 や努力を重ねて自力で担当業務をこなせるように

 なることを目指すもの」と考えていましたが、

 後任(被引継者)は「前任(引継者)が後任(被引継者)

 に対して手とり足とり責任をもって丁寧に面倒を

 見て当然。業務の流れや手順は前任(引継者)がそ

 のノウハウを後任(被引継者)が苦労せずとも理解

 できるよう面白おかしく説明をしてくれるもの」

 と考えている様子で、私と後任(被引継者)との間

 には、職業観に大きな隔たりがあり、両者の間に

 はいつも微妙な空気が流れます。これが業務引継

 が不調となっている最大の原因です。

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まぁ、でも、あと数か月もすれば退職(自主退任)してしまいますので、後任(被引継者)がどう考えようが、社内の事務体制が崩壊しようがどうでもいいことです。

退職日には「会社側から与えられた3か月間という引継期間内で、標準的な学力と普通程度の一般的な勤労意欲や責任感を持つ方でしたら十分に業務を引継いでいただけるだけの説明をいたしました」と申し上げるだけです。