昨日に引き続き、2月2日(土曜日)に行ってきました「京成電鉄 博物館動物園駅跡」についての投稿、後編です。
↓ 「アナウサギを追いかけて」という物語のインスタレーション展示
触れる鑑賞ツアー。動物の骨格(頭骨)のレプリカ。3Dプリンタで製作
頭骨と併せて、排泄物(便)のレプリカも。
↓ シマウマ・・・かな・・・
↓カバ・・・かな・・・
↓ これは解ります。ヒトです
↓ ヒトの排泄物(便)のレプリカ・・・よくできています・・・
↓ これはレプリカではなく、ある動物の頭骨の実物の標本ですが、判りますか?
↑ これは上野動物園で人気者だったジャイアントパンダ、ホアンホアンの頭骨実物。ホアンホアンは1997年に死亡。この年は博物館動物園駅が営業停止になった年です。この頭骨標本は貴重なもので、これだけはガラス(アクリルかも)ケースに納められていて触れることはできません。
「アナウサギを追いかけて」のインスタレーション展示や動物の骨格レプリカ標本、ジャイアントパンダのホアンホアンの頭骨を鑑賞、見学し、ガラス越しに見えるホームに降りる階段ときっぷうりばに目を移します。
↓ これです
きっぷうりばの右手の円柱の上部に「船橋」「成田空港」「北総公団」の文字が見えます。ここには入場できません。しかしながらガラス越しでも貴重な旧駅舎の地下階段まで見ることができて感激です。
↓ 案内ウサギさん(大倉マヤさんかと思われます)のヴァイオリン生演奏。
「アナウサギを追いかけて」の物語を読み解くうえでも重要な演出。
↓ ヴァイオリンを弾きながら階段を上る案内ウサギさん
↓ 案内ウサギさんによる入場券への入鋏。床には無数の入鋏破片クズが・・・
↓ この入場券に入鋏していただきました
↓ 拡大します。鋏はM形ですね。キップに入鋏していただくのは私自身37年ぶり
↓ ちなみに入場券の裏面には公開日程や公開に携わった方々のお名前などがあります
↓ 入場券を拡げますとタテ36センチ×ヨコ25センチにもなります
「アナウサギを追いかけて」の物語が楽しめる内容になっていますが、博物館動物園駅跡の公開がまだ終わったわけではありませんので、ここですべて公開してしまうのは良くないと考え、公開終了日の2月24日以降にこの入場券の拡大写真を紹介したいと思います。
約30分間の博物館動物園駅跡の見学の終了時刻が迫りましたので、慌てて天井や鎧戸などを撮影します。
↓ 地下1階に降りる階段の天井
↓ 鎧戸
駅舎入り口の天井。何度見てもその荘厳な意匠に圧倒されます
駅舎とは思えない豪華な天井を仰ぎ見ながら退出しました。念願だった博物館動物園駅跡の見学を「アナウサギを追いかけて」の物語に触れながら、しかもジャイアントパンダ「ホアンホアン」の骨格標本まで拝見することができ、非常に貴重な、中身の濃い経験をすることができました。
博物館動物園駅跡の公開は残すところあと9回(2月8日、9日、10日、15日、16日、17日、22日、23日、24日)です。まだご覧になっていない方はこの機会に見学されてはいかがでしょうか。