睡眠時呼吸症候群の疑いがある私は、9月29日の夕刻から翌朝にかけて専門病院で1泊して精密検査を受けることになっていますが、その病院の場所や最寄駅からの所要時間などを予め確かめておくために昨日(9月26日・土曜日)、東京都内に行ってきました。
せっかく東京都内に出かけましたので、ついでに東京メトロ千代田線赤坂駅まで足を延ばし、赤坂駅や駅に直結した赤坂サカスの壁面のアンモナイトなど太古の生物の化石を見てきました。
↓ 東京メトロ千代田線赤坂駅3a出入口、3b出入口の壁面なんですが・・・
見たところ何の変哲もない普通の駅の出入り口です。
↓ 薄いグレーの石の壁面には褐色や茶色の細かな模様があるように見えますが
実はこれは、石の柄(がら)や模様とか汚れではなく、太古の生物の無数の化石なんです。
この壁面に使われている石材は、「ジュライエロー」という石灰岩。原産国はドイツでアンモナイトやベレムナイトなどの化石が封入されているといった特徴があります。決して人工的に描いた模様ではなく天然のものです。
東京メトロ赤坂駅や直結した複合施設赤坂サカスの壁面や柱の大半はこの「ジュライエロー」という石材が使われており、無数の化石を目にすることができます。「化石を探す」作業は全く必要なく、化石が勝手に目に飛び込んできます。
↓ 綺麗なアンモナイトの化石が数多く見つかりました。本当に無数にあります
この無数の化石は、約2億年前~1億5000万年前のジュラ紀のものではないかと考えます。アンモナイトが繁栄したのも確かジュラ紀だったと記憶しています。石材の名称「ジュライエロー」もそれに由来するのかと思います。
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赤坂サカスの中の壁面や柱にも無数の化石が見つかります。私は太古の生物に詳しくないので、アンモナイトやベレムナイト(矢じり型の殻を持つイカのような生物)くらいしか知らないんですが、詳しい方でしたら、これまでにご覧いただいた写真の中に厚歯二枚貝やサンゴやそれ以外の生物の化石も発見しているかもしれません。
↓ 赤坂サカスのエレベーター乗り場付近にも・・・
↓ アンモナイトや・・・
↓ ベレムナイトも発見(黒く細長いのが2つ)
↓ ここにもベレムナイト(下側の黒く細長いもの)が・・・
今日は限られた時間で、赤坂駅と赤坂サカスのごく一部だけしか観ていませんが、それでも十分に楽しめました。化石についての知識をもう少し身につけた上で、繰り返し何度でも観に来たいと強く感じた次第です。本当に面白いです(^^) 東京近郊にお住いで化石や生物に関心のある方には特にオススメのスポットです。