埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

日頃言いたくても言えないことを吐露します。不愉快に感じる方は読まないでください。

こんなダメ人間でも子育てだけは懸命にやりました

昨日の続きです。子どもには「不自由な環境をあえて設ける」よう留意してきました。

経済的に豊かではないため住宅の取得が叶わず、いつまでも社宅に住んでいるからこうするしかなかったという側面もあるのですが、子ども部屋は1つしかありません。1つの部屋を兄妹2人で使わせます。学習机は二人分ありますが、部屋にはテレビ、パソコン、オーディオ機器、エアコンなどはありません。こうした品々は家庭に一台しかありません。

ゲーム機とゲームソフトは親である私の所有物とし、ゲームがやりたいときはその都度私から借りるようにします。1日30分、学校のテストで好結果と私が判断した場合はご褒美で60分にするなどルールを定め、親子双方が納得するまで話し合うことが肝要です。

子どもが英語学習のDVDを視聴する際は居間の家族が使うテレビやDVDデッキを使い、パソコンが使いたいときも家族が共同で使うパソコンを使えばいい。子ども専用のものなどは用意しません。当然ですが、子ども部屋に電話回線やLANなどはありません。

ただし、子ども部屋には冬は小さな石油ストーブが一台、夏は25年使っている扇風機一台が置かれます。また部屋の出入り口の扉は原則開放状態を保ち、仮に扉を閉めても施錠はできません。

このこども部屋には4月4日のブログで紹介した畳の大きさくらいの黒板があります。定期試験対策ではこの黒板が大活躍。さらには、算数・数学や英語で子どもがやや躓きそうな気配を感じますと、この黒板で私が即刻補習授業を施してやります。小学校~中学校くらいまでは親が子どもの勉強の理解度を確認し、子どもがブクブクと沈んでしまわないように、親がこまめに引っ張り上げてやる必要があります。こうしたことを繰り返していますと、高校に入るころには子どもが自力で弱点を克服する学習法を身に着け、親が教える機会は一気に減ります。

子ども部屋は机と椅子と黒板があるだけのシンプルなもので、そこで勉強をしてもよいのですが、普段の家庭学習は台所や居間のテーブルで勉強をする機会が多いです。台所ですと夕食の準備の煮炊きする音や野菜を切るまな板や包丁の音、水が流れる音、冷蔵庫の開け閉めの音が聞こえますし、さまざまな食材の匂いも漂います。こうしたものは慣れれば気にならないもの。また、居間で勉強していますと、私から声をかけやすいため、算数・数学や英語の理解度や習熟度をチェックできます。私からの簡単な質問に対して答えに窮するようなら、黒板の前に移動して30分で弱点補強を図ります。台所や居間での学習にはこうしたメリットがあります。

このように個室を与えないなど「不自由な環境をあえて設ける」ことにより、学習面での理解度の確認がスムーズに行えた上に親子4人が仲良く暮らすことができました。子どもの成長とともに親子関係が徐々に希薄になっていく家庭が多い中、そうしたことを避けることもできました。テレビやパソコンなどさまざまな物品を買い与え、鍵のかかる個室の中で不自由なく快適に暮らせるようにしてあげますと、子どもはそれに感謝するどころか逆に親との接触を避けるようになるのではないかと感じたんです。

ただお気づきのように、子どもの自立を促すという面ではやや不安があるのではないかと思うことはあります。また親の敷設したレールの上を走らせる家庭教育の色合いが強すぎたかと思うこともあります。大学進学を目指さず公務員試験合格を目指す方針も、親子の話し合いで合意したことではありますが親の考えが機軸になっていることも事実。

しかしながら、親子の対話の機会が失われず私の考えが子どもたちのストレートに伝わるのは、躾を実践する上で非常に有効で、「ご近所の方、先生や友だちには明るく挨拶をするよう心掛けてください」「通学の際の自転車の運転は気をつけましょう」「熱中症に気をつけて、水分補給を忘れずに」など気づいたことを都度伝えることができます。公務員として働いている今でもこんな私の一言に兄妹ともに素直に耳を傾けてくれます。

最後に携帯電話についてですが、長男にも娘にも高等学校入学の際に買い与えました。希望する県立高校に合格することを条件に携帯電話を持たせる約束をした以上、約束は守らなければいけません。本音を申しますと高校生に携帯電話が必要なのか疑問に感じたのですが、統計では高校生の携帯電話所持率96%超とのことで、これは仕方ないかと感じた次第です。

仮に希望する県立高校に合格できなかった場合はどう対応していたのだろうかと考えたことがありますが、その答えは今も解りません。