アマチュア無線の祭典、「ハムフェア2018」を目前に控え、40年以上の付き合いがある数少ない友人から連絡があり、土曜日にハムフェアに同行していただけることになりました。本当に嬉しいです。
この友人は同じ昭和38年生ながら、常に私より先を行くアマチュア無線家で、私よりも早くアマチュア無線局を開設していました。私は14才5か月で開設にこぎ着け、比較的早い方ですが、この友人は13才4か月でアマチュア無線局を開設していましたので、私などよりずっと早く始めていたことになります。しかも当時としては取得が難しい電信級(モールス符号の送受信実技試験が課された)アマチュア無線技士の有資格者でしたので、同年代の中でも頭一つ抜きん出た存在でした。私などはこの友人に追いつきたくて懸命にアマチュア無線の知識吸収に努めたものでした。
この友人は同じ高校に通っていましたが、理系科目が大得意で、国立大学(当時の言い方では旧一期校)の工学部に進学します。私のように共通一次試験に失敗して国立大学を断念し、東京の私大に通って巨額の授業料を親に払わせた親不孝者とは大違いです。
すべての面において敵わないんですよ・・・。トホホ・・・。
この友人に追いつけ追い越せと、常に意識しながらアマチュア無線と付き合ってきまして40年以上が経過しましたが、ピーク時にはアマチュア無線のコンテストにエントリーしてかなりの数の表彰状をいただいたことがあります。
日本アマチュア無線連盟が主催する国内コンテストは年間4回ありますが、その4つとも入賞経験があります。
↓ 4月のALL JAコンテスト SWL信越地方第1位
↓ 7月の6mAND DOWNコンテスト SWL信越地方第1位
↓ 8月のフィールドデーコンテスト SWL信越地方第1位
↓ 10月の全市全郡コンテスト SWL全国第1位
こうして見ますと、あたかもスゴイ実績の持ち主と誤解される方がいらっしゃるかもしれませんが、いずれも交信部門ではなく受信部門(他人の交信を一定の時間内により多く受信する)ですので、全然大したことはありません。受信部門は参加者が極端に少なく、誰でも入賞や優勝の可能性があります。私はあえて交信部門に参加せず、受信部門で毎年表彰状をゲットし続けてきました。
そういえば私の2人の子どもに、「大卒公務員」を狙わずに「高卒公務員」を狙わせて着実に合格~採用に至ったのにも似た傾向かと思います。
部屋の片隅に「全国第1位」の表彰状を額縁に入れて飾っていますと、アマチュア無線を知らない方々は一様に「おぉ!全国1位ですか!!スゴイですね!!!」などと仰ってくださいますが、全然スゴくないです。
↓ 部屋の片隅に飾ってある「全国第1位」表彰状(笑)
アマチュア無線のコンテストでも、決められた時間内(24時間とか48時間とか)で不眠不休でガンガン交信して全国優勝する方をプロ野球ペナントレース優勝に例えれば、私の受信部門での全国1位などは市内の早起き野球の優勝のようなものです。
それでも乏しい設備で優勝や入賞を狙うにはこの部門が最適です。これまで受信部門を中心にコンテストの優勝、入賞を数多く経験していますが、表彰状が到着しますと、やはり嬉しいものです。嬉しくなかった表彰状は一つもありません。
この秋から少しずつコンテスト参加に復帰しようかと考えております。日本アマチュア無線連盟主催のコンテスト以外にも民間団体などが主催するコンテストもありますので、短時間のコンテストから復帰していく構えです。またまた寝不足に拍車がかかりますが・・・。